ランドセルを選ぶとき、工房系ランドセルにするかメーカー系ランドセルにするか迷いますよね。
ランドセル選びを始めるときになって「工房系」「メーカー系」というブランドの区切りがあると知った方も多いのではないでしょうか?
なにぶん私も弟のランドセルを選ぶ時に調べて、はじめて知りました。
- 工房系ランドセルって当たり前のように言うけれど、そもそも定義はあるのか?
- 工房系ランドセルとメーカー系ランドセルの違いは?
- 工房系ランドセルのメリットとデメリットは?
私がランドセルを選ぶ時に疑問に思った工房系ランドセルに関する話を、分かりやすくまとめました!
工房系ランドセルについて知りたい方、2025年度入学者で工房系ブランドのランドセルを検討している方必見です!
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工房系ブランドってどんなランドセル?メーカー製との違いは?
ランドセルのブランドについて話す時、メーカー系ブランドと工房系ブランドで分けられているのが当たり前のようによく見かけますが、そもそも工房系ブランドの定義って何かご存知ですか?
実は、工房系ブランドと名乗るために必要な条件はなく、定義もはっきり決まっていないんです。
ランドセルについての情報をWebで分かりやすく説明する時に、自然と分けられていったのが定着したんですね。
強いて言うなら、メーカー系は工場で大量生産しているランドセルブランド。
工房系は職人の手が加えられた、ひと手間かかったランドセルブランド、と分けられることが多いですね。
もともと工房系ブランドは「1からすべて工房内の職人が手作りする」ブランドのことを指していました。
しかし最近は、下請けや外部の職人に依頼して、重要な工程だけを自社の職人が担当し、ランドセルの生産量を上げているブランドが多いです。
だからといってランドセルのクオリティや品質が下がった訳ではないので、むしろ手に入りやすくなったと前向きに捉えられます。
すべて自社職人の手作業にこだわらなくても十分品質が高いランドセルなので、そこまで神経質に考えなくてもいいのかなと思います。
工房系ランドセルを選ぶメリットとデメリット
工房系ランドセルの人気は年々高まっていますが、メリットとデメリットが気になるところ。
私が個人的にメリット・デメリットだなと思った点をまとめました。
工房系ランドセルは大量生産できるメーカー系ブランドと違い、1年に生産できるランドセルの数に限りがあります。
購入できる人の数も少ないので、人とかぶりにくいのがメリットです。
せっかくの買い物だからこそ他の人と同じランドセルは嫌!って方も多いです。
人と被りたくない方は、工房系ランドセルを選ぶといいと思います。
工房系ランドセルは、本革ランドセルに力を入れていることが多く、カラーバリエーション豊富です。
メーカー系は人工皮革モデルに力を入れているので、本革ランドセルのバリエーションは3色程度。
本革ランドセルがいい方は、工房系ブランドの選択肢が多いのでおすすめです。
工房系ランドセルは、ランドセルの機能も独自に開発しています。
こだわっているポイントやパーツなどもブランドごとに特色があるので、子どもに合ったランドセルを選びやすいんです。
特に最近、立ち上がり型の背カンが主流で、メーカー系ランドセルはすべてそれを採用しています。
立ち上がり型背カンは体にぴったりフィットするので負担も少なく背負いやすいのですが、中には窮屈だったり、食い込んでしまって痛かったりと、立ち上がり型背カンが体に合わないことも。
工房系はあえて立ち上がらない背カンを採用しているブランドもあり、流行に流されない背負いやすさを追求しています。
子どもによって好みや背負いやすさが変わるので、工房系ブランドは体に合ったランドセル探しにぴったりです。
工房系ランドセルは生産数が限られている上に人気が集中するため、ブランドによっては非常に早く完売します。
メーカー系ランドセルは入学直前の3月まで在庫があり、いつでもランドセルを購入できますが、工房系ランドセルは夏休み頃には完売しているモデル・ブランドが多いです。
2023年度は、黒川鞄が4月頭の段階でほぼ完売状態になるなど動き出しが早かったですね。
需要の高まりに合わせて販売開始時期も早まっており、3月頃には販売が始まっています。
「年長さんになったからそろそろ…」とGW頃に動き始めると、人気のモデルはすでに売り切れている可能性もあります。
欲しいと思っても購入できないかもしれないのが、工房系ランドセル最大のデメリットかなと思うんですよね。
軽くて価格が安いので、人工皮革のランドセルもとても魅力があります。
工房系ブランドの場合本革ランドセルがメインなので、人工皮革のランドセルは本革よりもカラバリやモデル数が少ないです。
本革ランドセルを狙っている方が多いので、人工皮革モデルは完売時期が遅く、購入を急がなくてもいいのはメリット。
ただ、人工皮革ならばメーカー系ランドセルの方がカラーもデザインも豊富なので、あえて工房系じゃなくてもいいのかなと思います。
おすすめの工房系ランドセルブランド一覧
工房系ランドセルのメリット・デメリットを踏まえて、私がおすすめしたい工房系ブランドをご紹介します!
デメリットも絶妙にカバーしてくれるブランドなので、工房系ランドセルがいいけどブランドの候補がなかなか決まらない方は参考にしてみてくださいね!
価格帯 | 6万5,000円~19万円 |
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使用素材 | 牛革ハイブリッド、牛革、コードバン、クラリーノ®・エフ、タフガード®・ライト、ヌメ革 |
販売時期 | 2月~ |
土屋鞄は工房系で最も人気が高いと言われているおしゃれなランドセルブランド。
シンプルなデザインにも関わらず、カラーが個性的で非常に上品な見た目のランドセルで、毎年即完売していたブランドです。
2025年入学モデルは、RECOシリーズのみ5月31日まで完売を出さず、すべての注文を受け付けてもらえます。
他のシリーズは製造予定本数に達し次第完売となるので、気になるモデルがある方は早めに注文しましょう!
とにかくおしゃれなので、ランドセルブランドの中で一番インスタのフォロワー数も多く、憧れている方も多いブランドです。
最近は立ち上がり型背カン、持ち手を採用して機能面もグレードアップしてきました!
価格帯 | 約5万円台~19万円台 |
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使用素材 | コードバン、牛革、クラリーノ |
販売時期 | 3月~ ※夏頃に完売の可能性あり |
鞄工房山本は、工房系ランドセルの中でもデザインが洗練されていて、人気を集めている関西中心のブランドです。
コバ塗りなど、見た目も可愛い職人技が散りばめられていて、他の人とかぶりたくない方に特におすすめのランドセル。
デザインは決して子どもっぽくなくおしゃれで、一味違うなと思わせてくれるところがいいですね。
数年前までは販売開始日にほぼ売り切れるほど競争率の高いブランドでしたが、最近は生産体制が整って購入しやすくなりました。
ここ2~3年は受注生産期間を設けているので安心して購入できます。
価格帯 | 5万円台~10万円台 |
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使用素材 | コードバン、牛革、クラリーノ |
販売時期 | 3月~ ※完売時期遅め |
萬勇鞄は工房系ランドセルの中でも子どもの需要に合わせて常に変化していくブランドです。
刺繍やワンポイントなど可愛らしくこだわったデザインのモデルもあれば、工房系らしいシンプルなデザインもあり、選択肢の幅が広くて嬉しいですね。
同じデザインでも素材が選べるのも、画期的でいいなと思いました。
立ち上がり型背カンなので、体にしっかりフィットして背負いやすいランドセルです。
価格帯 | 4万円~7万円台 |
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使用素材 | クラリーノ®タフロックネオ®、クラリーノ®タフロック®、クラリーノ®レミニカ®、クラリーノ®エフ、タフガード® |
販売時期 | 1~3月頃から |
水野鞄店は、メーカー系ブランドに近い充実した機能が魅力です。
水野鞄店のハネッセルは、背負やすさに特化した工夫が散りばめられています。
肩ベルトの長さを手元のアジャスターで調整できるので、子どもでも背負いながら自分の身体に合わせた長さにできます。
重い荷物を持って帰る週末や学期末でも簡単に調整できるので、肩や腰にかかる負担を軽減可能です。
水野鞄店はハネッセルの他に、フィットちゃんを製造しているハシモトが提供している「楽ッション」や「瞬ピカッ」を採用したOEMモデルも販売。
水野鞄店ならではのおしゃれなデザインで機能面にもこだわれるので、「周りのお友達と被りたくないけど大手メーカーの機能が捨てがたい!」という方にも向いています。
背負いやすさや軽さを重視したい方は、水野鞄店のモデルをぜひチェックしてみましょう!
価格帯 | 4万円台~7万円台 |
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使用素材 | コードレ、ナイロン(リュッセルのみ) |
販売時期 | 未定 |
Rikomonは、通常のランドセルとあわせてナイロン生地を組み合わせた「リュッセル」も販売している少し特殊な工房系ブランド。
リュッセルはかぶせのみがランドセルに近いデザインで、本体部分はナイロンで作られています。
1,000g以下の軽量モデルながら大容量なので、子どもへの負担を減らしながらたくさん荷物を詰め込めるまさにランドセルの理想形。
絶対にランドセルじゃなくてもいい、負担を減らせるならリュック型も検討している人は、Rikomonのリュッセルをチェックしておきましょう。
Rikomonにはリュッセルだけでなく、通常のランドセルも販売しています。
大人っぽいくすみカラーを採用したモデルもあり、シンプルかつ個性的な長く使えるランドセルを探している人にもぴったりです。
工房系ランドセルを選ぶときのポイント
最近、アタラや羽倉など新しい工房系ブランドが発足し、どんどん選択肢が増えています。
それでも買うランドセルは子ども1人につき1つなので、ブランドの候補を絞らなければなりません。
工房系ランドセルを選ぶ時に注目したいポイントは、人それぞれ違いますよね。
例えば我が家だと、人工皮革で背当てが黒、子どもが痛がらないことを条件として選びました。
※うちの場合はメーカー系ブランドの方が背負いやすかったみたいなので、フィットちゃんになりましたが…(笑)
工房系ブランドを選ぶ際に注目したいポイントと、それぞれのポイントに特化したブランドを合わせてまとめました!
耐久性や風合いを重視するなら素材で選ぼう
ランドセルの素材は、結構こだわる方が多いですよね。
コードバン(馬革)、牛革、人工皮革のいずれかで作られていて、工房系はコードバンか牛革のランドセルがほとんどです。
そのため、工房系ランドセルを狙っている方のほとんどは本革ランドセルを検討しているのかなと思います。
工房系ブランドの中には、素材の厳選や防水などの加工に特にこだわっているブランドも多いです。
こだわる方は、牛革の中でもこのブランドの牛革は…と革の品質まで見ているようです。
最近はどのブランドも防水機能をしっかりつけていますし、元々本革は傷がつきにくい素材なので、そこまで神経質に素材メインで選ばなくてもいいですよ。
それでもやっぱり素材にこだわりたい!という方におすすめのブランドは、黒川鞄とカバンのフジタです!
黒川鞄の本革は、特別機能的に優れている加工が施されているわけではありません。
ただ、とにかく革の質感がよく見た目もきれいなんです!
宝石みたいにつやつやのコードバンは高級感があり、毎年大人気!
本革ランドセルの高級感漂う見た目にこだわりたい方におすすめです。
黒川鞄については「黒川鞄ランドセルで失敗しないためには?口コミと評判をチェック!」で詳しく解説しています!
フジタは雪国出身のランドセルブランドなので、雪にも負けないランドセルにするため、防水機能を特にこだわっています。
同じく雪が多い地域の方や、雨の日のメンテナンスが面倒な方におすすめです。
カバンのフジタについては「雪国生まれのカバンのフジタ!高評価なランドセルの魅力とその理由」で詳しく解説しています!
見た目を重視するならカラーバリエーションが豊富なブランドを選ぼう
ランドセルの色は、ランドセル選びで1番重視している方がほとんどなのではないでしょうか?
本革は人工皮革よりも革に色を付ける加工が難しいので、カラーバリエーションが限られます。
牛革は色んなカラーが増えていても、コードバンは未だにカラバリが少ないんです。
独自の技術でカラバリを増やし、オリジナル性の高いカラーがある、カラーバリエーションにこだわっているブランドも増えてきました!
工房系ブランドと一口に言っても、カラバリの数はブランドごとで結構差があります。
ランドセルの色にこだわりたい方は、カラーバリエーションが多いブランドを選びましょう。
オリジナル性の高いカラーがほしい方や、色んなカラーからランドセルを選びたい方におすすめのブランドは3つ!
土屋鞄、村瀬鞄行、ランドセルの羽倉は本革ランドセルのカラーバリエーションが豊かで、このブランドでしか買えない!といった特別なカラーもあります。
カラフルな本革ランドセルといえば、土屋鞄が1番有名ですね。
チャコールグレーやピスタチオグリーンなど、土屋鞄にしかないカラーがたくさんあります。
土屋鞄は淡く、薄めのカラーが多いランドセルブランドです。
可愛いのに大人でも持てるようなおしゃれなカラーが多いので、高学年になっても背負いやすいカラーでしょう。
土屋鞄でしか見られないカラーは特に人気が高いので、いつも早く売り切れます。
土屋鞄については「土屋鞄ランドセルの口コミと人気の秘密を紹介」で詳しく解説しています!
村瀬鞄行もカラーバリエーションが豊富なブランド。
土屋鞄とは逆に、カジュアルで鮮やかなカラーが特徴です。
紫やオレンジなど、男の子でも女の子でも背負える絶妙なカラーが人気。
無難なカラーも多いので、子どもに似合うか、好みなども合わせて比較し、選びやすいのがいいですね。
村瀬鞄行については「村瀬鞄行のランドセルで失敗したくない方のための口コミ情報まとめ2023年度版」で詳しく解説しています!
業界トップレベルのカラーバリエーションを誇るランドセルの羽倉。
1番カラーが豊富なシリーズは、牛革ランドセルで全17色ものバリエーションがあります。
羽倉は土屋と村瀬のいいとこ取りで、淡いカラーも鮮やかなカラーも取り入れています。
ありそうでなかったようなオリジナル性の高いカラーが17色揃っているので、色んなカラーを比べて決めたい方におすすめです。
ランドセルの羽倉については「羽倉(HAKURA)ランドセルの特徴や口コミ紹介!失敗しないために知っておくべきことまとめ」で詳しく解説しています!
個性や好みが光るデザインにこだわったランドセル選びもおすすめ!
工房系のランドセルは刺繍や模様のないシンプルなデザインが多いです。
昔ながらの見た目や技術にこだわっているブランドも多いので、逆にそのシンプルさが人気の秘訣でもあります。
それでもやっぱり、刺繍や模様のあるおしゃれなランドセルが欲しい方も多いですよね。
工房系で刺繍などのデザインがあるブランドは結構限られています。
事前に刺繍や模様のついているランドセルがあるブランドを探しておくといいでしょう。
刺繍や模様など、デザインが付いている工房系ブランドを探している方におすすめなのが萬勇鞄と鞄工房山本!
いずれも刺繍や模様がついているランドセルがあり、工房系ならではの上品さが人気です。
萬勇鞄は控えめながらも、子どもが好きそうなデザインのランドセルが多いです。
あまり派手じゃないし、モチーフも子どもっぽすぎないので、あまり刺繍やデザインがあるランドセルはちょっと…と考えている方でも前向きに検討できると思いますよ。
萬勇鞄については「萬勇鞄ランドセルの口コミや評判は?2023年度のおすすめポイントまとめ」で詳しく解説しています!
鞄工房山本のランドセルは、他のブランドとは違ったオリジナル性の高いモデルが多いんです!
ワンポイントとしてお花が縫い付けられたフィオーレコスモスや、デニム調のリベルタなど、刺繍などとは違ったベクトルでのデザインが人気!
ナチュラルなおしゃれさがあるので、大人っぽいデザインが好みの方におすすめです。
鞄工房山本については「鞄工房山本のランドセルは失敗したくない人におすすめ!口コミと評判について」で詳しく解説しています!
工房系のこだわり抜かれた独自の機能を重視してランドセルを選ぼう
防水機能や背負いやすさ、収納など、カラバリやデザインと合わせて重要視する方が多いポイントです。
色んな工房系ブランドを調べてみてわかったことですが、どのブランドも独自で機能性を高めているので、どこが1番優れているとは結論が出しづらいですね。
体にフィットするか(背カンの形)や収納力、反射板やナスカンなどの細かい工夫は、自分や子どもがどのポイントを1番優先するかで変わります。
何を優先したいのか、どんな機能は必須だと考えるのか?などをしっかり洗い出して、それに合うブランドを見つけましょう。
こだわりたい機能はそれぞれ違うと思いますが、私が機能面で1番推したいブランドは池田屋のランドセルです!
池田屋は、子どもの負担を限りなく減らし、背負いやすく使いやすいランドセルを追求しています。
ギボシベルトなど、池田屋ならではの着眼点で様々な工夫がなされているランドセル。
他のブランドでは見られない独自開発のパーツや工夫があり、何よりも「背負いやすいランドセルを作りたい」という熱意がとても伝わってくるんです。
実際に背負っている方の口コミも高評価で、とてもおすすめのブランドです。
池田屋のランドセルについては「池田屋ランドセルの口コミや機能は?2023年度も人気の秘密」で詳しく解説しています!
ランドセル選びで重視したい背負いやすさに注目してみよう
ランドセルを背負った時、子どもに負担がかからないことは何よりも大切です。
背負いやすさに大きく関わるのが背カンの形。
体にフィットして子どもが感じる重みを減らす立ち上がり型背カンと、子どもの肩の形に自然に馴染んで、その子ぴったりの形に変化する非立ち上がり型背カン。
大手メーカー系はすべて立ち上がり型ですが、工房系はあえて立ち上がらせていないブランドも多いので、子どもの背負いやすさに合わせて選べます。
これ以外にも肩ベルト・背当てのクッション材やベルトの形など、様々なポイントが背負いやすさに関わっています。
1番違いが分かりやすい背カンに注目し、人気の工房系ブランドの背カンはどちらのタイプか、分かりやすく一覧表にしました!
- 背カンが立ち上がっている
- 萬勇鞄、ランドセルの羽倉、土屋鞄、村瀬鞄行、黒川鞄、モギカバン、アタラのランドセル、ランドセルの生田
- 背カンが立ち上がっていない
- 鞄工房山本、中村鞄、池田屋、カバンのフジタ、ランドセルの生田
工房系ランドセルで気にしなくてもいいポイントはある?
ランドセル選びで注目したい主なポイントを紹介しましたが、逆に「実は気にしなくてもいいポイント」があります。
自分自身がランドセル選びをした中で、「結果的にこれってあんまり関係なかったな」と感じたポイントもお伝えしますね!
まず、ランドセルの重さについて。
ランドセルは重いと子どもの負担になるので、できる限り軽いほうがいいと言われています。
それ自体は事実で、小柄な子などはランドセルの重さ自体が負担に感じてしまう場合があるので、なるべく軽いモデルを選んだほうがいいでしょう。
どうしても本革は人工皮革より重くなってしまうのですが、その差は100~200g程度です。
※イオンなどの超軽量900gモデルなどと比べると差はありますが、最近は人工皮革のランドセルでも1,200~1,300gくらいあるのが主流です。
子どもにとっては数百グラムの差も大きいと思いますが、ランドセルに荷物を入れてしまったら体感はほとんど変わりません。
1年生でも1kg以上の荷物を入れてランドセルを背負うので、数百グラムの差は誤差になります。
実際私の弟に重りを入れた人工皮革のランドセルと本革のランドセルを背負わせてみましたが、重さは変わらなかったようで、「わからない」と答えていました。
もちろん負担にならないことが大切なので、比べて背負わせてみたほうがいいと思いますが、その際はできれば重りを入れて比べましょう。
思っているよりも重さは変わらないので、優先して条件に入れなくても良いかなと思います。
次に、重視している方が多そうなランドセルの価格について。
工房系ブランドのランドセルはだいたい、5万円~10万円くらいが相場です。
同じ牛革でも、ブランドによってランドセルの価格が1~2万程度違うこともあります。
安いランドセルはありがたいけど、「安すぎるのってどうなの?」と思う方も多いですよね。
基本的にランドセルの価格は、素材の価格に技術料、人件費、デザイン料などが加算されて決められます。
各ブランドの規模や生産体制によっても変わるので、価格が安いランドセル=質が悪いものではありません。
他ブランドと比較して安いランドセルは、素材や機能面もしっかりこだわて、その値段で販売できる工夫がされているいます。
そのため、工房系ランドセルの価格差について必要以上に神経質にならなくていいでしょう。