ニトリのランドセルは購入しても大丈夫?口コミ評価と特徴まとめ

どのランドセルブランドよりも価格が安く、手に入りやすいことで毎年話題になるニトリのランドセル。

「お、値段以上」のキャッチフレーズで有名なニトリのランドセルですが、口コミや評価はピンキリです。

調べてみると、「6年間問題なく使えた」という口コミから、「壊れてしまった」「買い替えた」など少し不安になる口コミまで様々な評価が出てきます。

ニトリのランドセルは購入しても問題ないのか、購入するとしたら注意点は?など、ニトリのランドセルについて気になるポイントを徹底調査しました。

ニトリのランドセルを検討している方や、なるべく安いランドセルを購入したい方はぜひ参考にしてくださいね。

ニトリのランドセル商品詳細

価格帯 40,700円~99,000円(WEB販売価格)
使用素材 人工皮革(クラリーノ)、牛革、馬革
重量 約1,100g~約1,500g
オーダーメイド ◯ (限定1000本)
カタログ配布 ◯ インターネット申し込み
生地見本配布 ◯ インターネット申込み
保証制度 ◯ 6年間修理保証

ニトリのランドセルにはどんな特徴があるの?

ニトリのランドセルを検討する際に1番気になるのが機能面。

他のブランドと比べてもかなり安いので、機能的に劣っているのではないかと不安な方も多いですよね。

結論から言うと、ニトリのランドセルは「価格の割にちゃんとした機能が搭載されている」と思います。

もちろん上を見ればキリがないのであくまで「ニトリの価格で考えたら良いもの」という話ですが、個人的にはものすごく劣っているものだとは感じませんでした。

私が「良いな」と感じたニトリランドセルの機能をご紹介していきます。

帝人(テイジン)と共同開発した素材を使ったランドセル

ニトリのランドセルは、繊維製品などを生産している帝人(テイジン)という会社と共同開発した素材を使っています。

まず、ランドセルの主素材となるのは日本製のタフガードライト

タフガードライトは傷に強い素材でありながら軽く、もちろん水気にも強い人工皮革です。

「聞いたことがない素材」という方も多いと思いますが、基本的な機能はクラリーノエフに似ています。

クラリーノよりも少し革が薄い印象を受けるので、人によっては「他のランドセルより安っぽく見える」と感じるかもしれません。

見た目や手触りは個人の感性によりますが、機能的には問題ないでしょう。

また、それだけでなくランドセルの背あての素材も帝人と共同開発した素材です。

背あてはエアリーグリップという素材を採用しています。

エアリーグリップは通気性と透湿性に優れた素材です。

背あてはずっと背中に触れていて、ムレてしまうことがよくあります。

そのムレを軽減してくれるのがエアリーグリップです。

速乾性や耐水性もあり、汗をかいてもその水分を防いでくれるので、水気や湿気による劣化を防いでくれます。

続いて、ランドセルの耐久面についても見ていきましょう。

ニトリのランドセルは型崩れしにくい機能もりだくさん!

私がニトリのランドセルで特に「良いな」と感じたのが耐久性についての工夫です。

ニトリのランドセルには4つの耐久性にまつわる機能が搭載されています。

大マチ補強プレート

写真でもいいのでランドセルの大マチ入り口部分を見ると、補強用に1枚革が多く縫い付けられているのがわかります。

この中に補強プレートが入っており、このプレートが型崩れを防いでくれます。

実際6年間ニトリのランドセルを使った方のランドセルを検索してみると、完全に型崩れを防ぎきるのは難しいようです。

少し線が入っているなど、「負荷がかかったんだなぁ」というのが分かる写真が多くありました。

バキっと折れてしまうようなことはなかったようですが、気になる方はもっとしっかり補強されているセイバンやフィットちゃんなどのメーカーランドセルを検討すると良いでしょう。

スマーク

ニトリランドセルの錠前は、国内メーカー日乃本錠前と共同開発した特別製の錠前です。

錠前自体にも補強用のプレートがはめ込まれていて、ランドセルの底面の補強役を担っています。

錠前がランドセル底面の補強を行っているランドセルは結構珍しいですね。

ハニカムリブ底板

ハニカムリブ底板は、ランドセルの底面に仕込まれたものです。

強度のあるハチの巣からヒントを受けたというハニカムリブ構造で、ハチの巣のような六角形が連なっています。

ランドセルの底面は重い荷物の負荷をすべて支えなければならないので、こういう工夫が施されているのはありがたいですね。

ニトリのランドセルを使っている方の写真などを見ていても、底面が折れてしまっているランドセルはありませんでした。

がっちりハコ型構造

ニトリのランドセルはハコ型のフレーム設計でゆがみに強い構造になっています。

子どもはランドセルを適当に扱ったり、椅子みたいに座ったりととにかく自由。

ゆがみやねじれに強いというハコ型構造はとてもありがたい機能です。

耐久面の工夫についてご紹介したところで、次は重要な背負いやすさについての工夫を見ていきましょう。

ニトリのランドセルは背負いやすい工夫も充実

ランドセルは子どもが背負うものなので何よりも重視したいのが背負いやすさです。

ニトリのランドセルでは、どのような背負いやすさの工夫が施されているのでしょうか?

ニトリのランドセルは、左右が独立して動く非連動型背カンです。

左右の背カンが別々に動くことで、子どもの自由な動きによりフィットさせてくれます。

もちろん背カンは立ち上がり型で子どもへの負担を軽減させてくれますよ!

肩ベルトは2層のウレタン素材で作られていて、弾力性があるクッション素材に仕上げられています。

肩にフィットするだけでなく、肌に触れるクッション部分が心地よいので子どもも背負いやすく感じやすく、安心です。

これだけの機能を見ると「ニトリのランドセルって結構良いのでは?」と感じると思いますが、口コミを見るときになる内容も…。

次は、ニトリランドセルの口コミや評価について詳しくチェックしていきます。

ニトリランドセルの口コミ評価は悪いのか?

気になるニトリランドセルの評価ですが、一概に「悪い」とも「良い」とも言い切れないのが実情です。

端的に言ってしまうと、「ニトリのランドセルで十分だった」と感じるか「思ったよりも型崩れしてしまい残念だった」と感じるかによるのではないかと思います。

ニトリのランドセルに対して良い口コミと悪い口コミを集めたので、それぞれチェックしていきましょう。

ニトリランドセルの良い口コミまとめ

現在小学1年生です。ニトリは他より安かったですが問題なく使えています。
3万円台のニトリのランドセルを購入しました。6年間傷がつかずきれいに使いきれましたよ!
やんちゃな男の子の母です。どうせランドセルは壊すものだと思いニトリにしました。実際思っていたより壊れなくて安心しています。そろそろ危ないかな?と思っていますが、2万円なので買い替えても痛手ではないかな。
ニトリのランドセルは最近デザインも可愛いです。工房系やメーカーなどいろいろ連れて行きましたが、最終的に娘が気に入ったのがニトリのランドセルでした。親的には少し不安でしたが、価格は高いほうのモデルだったし大丈夫だろうと思っています。
6年間ランドセルを使う地域ではないので、安いものを探していました。壊れたらリュックにすればいいと思い、2万のランドセルに決定。今のところ特に不便なく使えているようです。

ニトリの良い口コミは結構数がありました。

悪い口コミと比較しても良い内容が多いので、あまり不安にならなくてもよいかもしれません。

良い口コミは「思ったより良かった」「問題なく使えた」という内容が多かったですね。

ニトリのランドセルと言われると「あまりよくない」というイメージが先行しているからか、「結果的にそこまで心配する必要がなかった」と拍子抜けするパターンが多いようです。

それでも、ニトリの中で価格が高いものを購入している方や、中学年あたりでランドセルを使わなくなる地域の方が多い印象でした。

そもそも6年間使う想定じゃない、壊れたら買いなおすという考えで安いランドセルを購入している方が多いようですね。

そう考えるとニトリのランドセルの口コミ評価が高めに見えるのは、「元の期待値が低いから」というのも原因のひとつして考えられるなと感じました。

ニトリランドセルの悪い口コミまとめ

ニトリのランドセルは1万円くらいで買えると思っていたので、ニトリでさえ3~4万するとは…。申し訳ないけど高く感じます。それなら他のメーカー買うかな…。
ランドセルに関心がなくてニトリのランドセルにしようと思いましたが、ゴテゴテしたデザインばかりで驚きました。シンプルなデザインはほとんどなかったです。
安いから人気なんだと思いますが、ニトリのランドセル、こんなに完売が早いとは思っていませんでした。19,000円のモデルはもうひとつも残っていません。量販店だから大丈夫だと思っていたので残念です…。
仲いいママ友がニトリでランドセルを買ったのですが、型崩れがひどいというのでやめました。うちは6年間ランドセルを使うので、保証がついていてもちょっと怖かったです。

悪い口コミは、特に気になった内容のものをピックアップしてみました。

ニトリのランドセルは1番安いモデルが約2万円ですが、平均すると3~4万円のモデルが多いです。

口コミのように1万円くらいで買えると思っていると高く感じてしまいますよね。

正直4万円出せるなら、フィットちゃんやセイバンの1番安いモデルを購入したほうがいいです。

ニトリより機能が良く耐久性が高いので型崩れもしにくいんですよね。

デザイン面でも、ニトリより落ち着いたデザインのランドセルが多いです。

特に高学年まで使う予定がある方は、大手メーカーのシンプルな低価格モデルを買ったほうが良いでしょう。

次に気になったのが完売時期について。

ニトリは元々がランドセルメーカーじゃないので、ランドセルの生産数も限られています。

2022年度は5月現在で1番安いモデルはすべて完売、他のモデルもちらほら完売が出てきています。

ニトリにしては完売が早いなぁというのが私個人の感想。

多分そこまで早く動き出さなきゃいけなかったことを知らない方も多いのではないでしょうか?

最後に気になるのか型崩れについて。

型崩れしにくい工夫が施されているとはいえ、はっきり言うとニトリのランドセルは使い方によっては普通に型崩れします。

少なくとも、ランドセルの上に座ったり放り投げたり乱雑に扱うと、型崩れどころかパーツが壊れてしまうことも。

女の子が丁寧に使う分には問題ないですが、正直弟の様子を見ているとニトリのランドセルは怖くて持たせられないですね。

うちの弟の使い方だったら絶対に壊すと思います。

子どもの性格なども考慮して検討することをおすすめします。

続いて、ニトリのランドセルを使っている中で起きるトラブルについても確認していきます。

ニトリのランドセルでいじめはあるのか?

「ランドセルのブランドでいじめられることがある」…というのはよく聞く噂ですが、実際そんなことはあるんでしょうか?

はっきり「そんなものはない!」と言い切れないのが悲しいことですが、ランドセルのブランドによるいじめはほぼないと思って大丈夫です。

そもそも「どこのランドセルを使っている」なんていうのは大人ばかり気にしていて、子どもは気にしていません。

せいぜい「このデザインが可愛い」「あの子のランドセルはおしゃれ」程度のもの。

小学生でパッと見てニトリのランドセルだということなんて分からないです。

大人でもよほど詳しくないとわからないことなんですから、子どもなら余計分からないでしょう。

いじめ自体なくならないのが心苦しいですが、「ランドセルが原因で」いじめになることはあまりないと思うので安心してください。

何か言われることやいじめ、からかいが心配であれば、同じ価格帯の他のブランドを選択するのが無難です。

4万円くらいであればセイバンやフィットちゃん、イオンなどで購入できます。

ニトリのランドセルを買っても後悔しない人はこういう人!

せっかくランドセルを購入するなら、後悔はしたくないですよね。

ニトリのランドセルを購入して後悔しない人はどんな人かまとめました。

ランドセルの買い替えを検討している

ニトリのランドセルは、6年間でランドセルの買い替えをしてもいいと考えている方におすすめです。

6万円のランドセルを6年間使うのと、3万円のランドセルを3年間で買い替えるのとでは、結果的に同じ価格になりますよね。

高学年で好みが変わることも考慮して、低学年と高学年でランドセルを買い替える前提で購入する方も少なくありません。

このようにランドセルを買い替えてもいいなと考えている方には、ニトリのランドセルがおすすめです。

ランドセルを6年間使わない地域に住んでいる

ニトリのランドセルは6年間毎日使うことを考えると心もとない部分がありますが、そもそも6年間使わないのであれば問題ないですよね。

最近では3,4年生頃からランドセルを使わなくなる地域も増えています。

中学年頃からリュックに切り替える地域などはランドセルにお金をかけるのが少しもったいなく感じます。

そういった場合はニトリのランドセルで安く済ませておいて、調子が悪くなってきたらリュックに切り替えてしまえば良いと思います。

多少ボロボロになっても使えればいいという人

ニトリのランドセルは、6年間使えないわけではないんです。

6年間使えるけど、他のブランドよりもボロボロに見えてしまうというのがデメリットなんですよね。

かぶせの角がボロボロになっている、大マチが型崩れしてしまっているなど、見た目的に少し問題があってもいいのであれば6年間使いきれるでしょう。

6年保証もついていますし、途中で壊れてしまったら保証を使って直してもらうことも可能です。

なるべく丁寧に使うことを教えながら、最終的にどんな見た目でも使えていればOKという方はニトリのランドセルでも問題ありません。

それでは、ニトリのランドセルが欲しい方のために男女別おすすめランドセルランキングを見ていきましょう!

男の子におすすめのニトリランドセルTOP3

ニトリの男の子向けランドセルは人気の黒だけでなく、ネイビーなど様々なカラバリが用意されています。

選択肢が結構広いので、自由にランドセルを選びたい方も楽しんで選べると思いますよ!

メチャピカわんぱく組

価格 39,900円
重さ 約1,180g
カラーバリエーション アーマー、レーサー、オーシャン、ナイト、オリーブ、ジーンズ

男の子におすすめなのはメチャピカわんぱく組!

ニトリのランドセルで最もオーソドックスなモデルで、カラバリも男女合わせて12色もあります。

男の子向けモデルは他のブランドでも珍しいシルバーやオリーブもラインナップされています。

背あてのカラーもカラフルで、モデルごとにイメージに近いカラーを採用しているので引き締まった印象。

個人的には、ジーンズデザインのランドセルがおしゃれでおすすめです!

キラ☆ピカわんぱく組

価格 50,824円
重さ 約1,210g
カラーバリエーション クロハガネ、アイチャ

2番目におすすめなのはキラ☆ピカわんぱく組。

キラピカはランドセルメーカー「カザマランドセル」とコラボレーションしたモデルです。

ニトリのランドセルの中では価格が高めなのが少しネックです。

ただ、デザインはシンプルながらおしゃれなんですよね。

男の子向けモデルはサイドにエンブレムの刺繍が施されています。

派手じゃないデザインで、ランドセル本体と同じ刺繍糸なので目立たず、高学年でも使いやすいデザインです。

cubeeわんぱく組

価格 39,900円
重さ 約1,170g
カラーバリエーション ブラック×オレンジ、メダリスト、スチール×カーボン、ブラック×カーボン

cubeeはシックでおしゃれなデザインが特徴のランドセルです。

キューブ型でコンパクトなフォルムがかわいらしく、すっきりして見えますよね。

女の子向けモデルよりも男の子向けモデルのほうが多く、シルバーやゴールドのモデルもあります。

個人的にはあまり見かけない黒とオレンジのコンビカラーがおすすめです。

それでは続いて女の子におすすめのランドセルも見ていきましょう。

女の子におすすめのニトリランドセルTOP3

ニトリには女の子が「可愛い!」と感じるランドセルがたくさん用意されています。

デザインを見て「これがいい」と決めきってしまう気持ちもわかるデザインのランドセルばかり。

その中でもおすすめのランドセルをランキング形式でご紹介します!

New Starわんぱく組

価格 29,900円
重さ 約1,150g
カラーバリエーション シンプルレッド、シンプルパープル、エレガントパープル、スカイミント

女の子向けランドセルで1番おすすめなのはニュースター!

シンプルなのにおしゃれな雰囲気があるのがニュースターの特徴です。

2022年度モデルのエレガントパープル、スカイミントは完売してしまいましたが、シンプルレッドとシンプルパープルはまだ在庫があります。

シンプルシリーズはサイドにチェックのようなステッチが施されていてガーリーなデザインに仕上がっています。

キラ☆ピカわんぱく組
価格 50,824円
重さ 約1,210g
カラーバリエーション アカネイロ、マロン、ソライロ、フジイロ

女の子におすすめのランドセル第2位はキラ☆ピカわんぱく組。

カザマランドセルとのコラボランドセルで、ハートをモチーフにしたデザインです。

刺繍は大きめですがゴージャスな雰囲気で、まさかニトリのランドセルだとは思わないようなデザイン。

カラバリも派手じゃなく、長期間使えそうな落ち着いたカラーなのが嬉しいですね。

メチャピカわんぱく組

価格 39,900円
重さ 約1,180g
カラーバリエーション ★★★

第3位はメチャピカわんぱく組!

ニトリのランドセルを代表するモデルで、女の子向けモデルは全6色から選べます。

どのカラーもパール系できらびやかな印象です。

サイドの刺繍は花火や雪の結晶にも見える大人っぽいデザイン。

ポップな子どもらしさのあるパールカラーと大人っぽい刺繍の組み合わせが魅力的です。

ニトリのランドセルは注意点を確認すれば値段以上の満足感

ニトリのランドセルは事前に注意点を確認しておけば特別問題なく使用できるランドセルです。

ただ、やはりニトリのランドセルは完ぺきではありません。

個人的には同じ価格で購入できるフィットちゃんやセイバンなどのランドセルや、工房系モデルの型落ちなどがおすすめです。

萬勇鞄や鞄工房山本などもアウトレットランドセルの販売があるので、チェックしてみると良いでしょう。

ニトリのランドセルを購入すべきかやめておくか迷っていた方も、この記事で方向性が決まったら嬉しいなと思います。