コードバンランドセルは、数多くあるランドセルの中でも最高級に位置するランドセルです。
革のダイヤモンドと呼ばれるコードバンは希少価値が高く、1頭からランドセルのかぶせ2枚分しか作れません。
そんなコードバンの高級感と経年劣化を楽しめるランドセルの羽倉の「エイジングコードバン」が人気を集めています。
エイジングコードバンは羽倉唯一のコードバンランドセルで、牛革モデルよりも完売が早いですね。
他のブランドと「なんか少し違う」と感じさせてくれる独特な羽倉のエイジングコードバンが気になる方も多いのではないでしょうか?
エイジングコードバンを購入して後悔しないために、買う前に知っておくべきポイントをまとめました!
おすすめポイントや注意点など、エイジングコードバンについての情報満載です◎
価格 | 91,800円 |
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素材 | コードバン |
重さ | 1,455g |
カラーバリエーション | ブラック、ネイビー、ダークレッド |
羽倉のエイジングコードバンの特徴とおすすめポイント
まず、「エイジングコードバン」ってなんのこと?って疑問をお持ちの方も多いはず。
コードバンや牛革などの本革は、時間が経つと色や質感、硬さ、ツヤ感が次第に変化していきます。
この革の変化のことをエイジングといい、本革製のアイテムを楽しむ醍醐味の一つなんですね。
経年劣化とも呼ばれ、革靴や革の鞄などで経験したことがある方もいるんじゃないでしょうか?
ランドセルでもこのエイジングが起きるので、コードバンや牛革のランドセルは「味がある」「子どもの体に合わせて肩ベルトの形が変化していく」と紹介されていることが多いと思います。
羽倉のエイジングコードバンはそういう「経年劣化を楽しめるコードバンランドセルのことだよ」っていう商品名です。
羽倉のランドセルは至ってシンプルで、刺繍やデザインなどが一切ありません。
それだけでなくかぶせに鋲がないので、他のブランドと少し違う特別な雰囲気を感じますよね。
ランドセルのかぶせがとてもフラットで、ランドセルというよりは「革製の鞄」というか、大人っぽい印象を受けますね。
上の画像はエイジングコードバンをアップにした画像です。
適度なツヤ感がありつつ、さらっとしたマットな質感が特徴です。
これは2年前に羽倉の展示会に行ったときに撮影した羽倉のコードバンランドセルの写真です。
エイジングコードバンだったかどうかは忘れちゃったんですが、コードバンランドセルでした。
牛革とは違ってサラッとしていて、革は非常に硬かったです。
これ、逆に何をしたら傷つけられるんだろう?と思ってしまうくらい頑丈で、しっかりした素材でした。
はじめはつやつやでピカピカのエイジングコードバンですが、6年間使うと色や質感に変化が出るんですよね。
「6年間キレイなまま変わらない」っていうのも良いですが、使い続けることで風合いが増すのも味があっていいなぁと感じます。
羽倉のランドセルは追加料金(3,300円)を払うとステッチをつけられるのですが、エイジングコードバンはステッチをつけられません。
超シンプルなデザインだからこそ、素直にエイジングを楽しめそうで、個人的にはかなりおすすめしたいランドセルです。
羽倉のエイジングコードバンは全3色。
いずれもシックで落ち着いた色なので、高学年になっても飽きずに使えそうなカラーなのが嬉しいポイントです◎
ブラックとネイビーは背当てが黒色で、さりげないオシャレ感が出ます。
エイジングコードバンは、高級感や質感を重視したい方、周りの子と少し違った雰囲気のランドセルが欲しい方におすすめです!
羽倉エイジングコードバンを購入する際に気をつけておきたいこと
羽倉のエイジングコードバンは質もよく、高学年になっても使い勝手が良いランドセル。
コードバンランドセルを検討している方に一度チェックして欲しいくらい、個人的におすすめしたいモデルです。
しかし、デメリットがないかと聞かれると実はそうでもなく、購入前に知っておくべきポイントもいくつかあります。
コードバンは傷に強く高級感があり、価格が高いことを差し引いても「買う価値がある」「子どもに持たせてあげたい」と感じる方が多いでしょう。
もちろん優れたランドセルなのですが、機能的にどうしても牛革や人工皮革に劣ってしまうポイントがあります。
エイジングコードバン購入の前に一度チェックしておきましょう!
まず1つ目は重さ。
コードバンはランドセルに使われる素材の中で最も重く、エイジングコードバンは1,455gになります。
一般的に軽さで最も優れている人工皮革モデルは重くて1,300g以下くらいで、100~200gほど差があります。
小柄な子は負担に感じてしまう可能性があるので、1度背負わせてみて重さを訴えないか確認できると良いですね。
ただ、実は100~200gの重さって、教科書1冊分にも満たないレベルなんです。
何冊も教科書やノートを入れて、他にも色んなものを詰め込んで行くことを考えると、教科書を1冊入れるか抜くか、程度の差はほぼ気にならないとも言えます。
牛革や人工皮革と比べるというよりは、「コードバンのランドセルを背負える体格・感覚かどうか?」を重視すると良いですね。
2つ目は素材の質感です。
これも背負いやすさに関わってくるのでしっかりチェックしましょう。
コードバンは素材がとても硬く、生地も分厚いです。
そのため、革が身体に馴染むまで少し時間がかかってしまう可能性があります。
エイジングが現れ、革が変化していけばとっても背負いやすくなるのですが、硬い状態の革が食い込んでしまって痛みを感じる、なんてこともあるみたいです。
肩ベルトが身体に馴染むまで1~2ヶ月ほどだと言われています。
気になる方は展示会や店頭で、背負い心地を試しておきましょう。
コードバンランドセルは外界から受ける影響で変化の仕方が変わります。
エイジングを進行させて深みを出すために「あえて」お手入れしないのも手だし、ある程度お手入れしてできる限り状態をキープするのも良いですね。
エイジングの進み方は好みにもよるので、お手入れを含めてこういう楽しみ方ができるのはかなりメリットです。
エイジングコードバンは撥水加工が施されているので、特別なお手入れは必要ありません。
雨や雪に濡れてしまったら乾燥した布で拭き、乾かせばOKです。
本来の革製品にあるような油を使ったお手入れなども特に必要ないので、扱い自体はとても楽。
ただし、本革は化学製品を使ったお手入れは推奨しません。
たとえば汚れがついたときに洗剤で落とすとか、油性マーカーがついたときに除光液を使うとか。
人工皮革なら中性洗剤を浸かったお手入れが可能ですが、コードバンはできません。
致命的な汚れがついてしまったらそのままにするか、有償修理になってしまいます。
10万円近く払って汚れが落とせない!ってなるとかなりショックだと思うので、故意の汚れなどにはできる限り注意したいですね。
羽倉のエイジングコードバンを購入した方の口コミをチェックしよう!
エイジングコードバンは生産数が少なめのモデルなので、購入した方や口コミの数も他のモデルと比べると少なめでした。
コードバンだけどマットな質感が魅力のエイジングコードバンは、やはり「手触りが気に入った」って方が多かったですね。
耐性牛革スタンダードなどと比べるとカラバリが少ないことはデメリットに感じますが、高級感ある見た目のエイジングコードバンは、むしろオーソドックスなカラーの方が映えますね。
色についても「6年間使うことを見越して」という理由で黒や赤を選んでいて、そういった方にはぴったりのモデルだとわかります。
羽倉のランドセルは、販売開始年に購入した子が今年で小学3年生。
エイジングコードバンがどのように変化していくかはまだ分からないので私も楽しみです。