2017年9月から販売を始めたルーキーブランド、ランドセルの羽倉。
日本で唯一、豊岡鞄の認定を受けたランドセルとしてネットで注目を集め、今年度のランドセル市場でもじわじわ人気が出てくるかも…。なんて噂のブランドです。
先日、そんな羽倉の実物を見に行ける機会がたまたまありました!
知り合いのママさんから、こんな連絡が。
ということで、Hさん家族とそのお友達のSさん家族にランドセル選び経験者としてお邪魔することになりました。
どの展示会に行くのかな?と聞いてみると、どうやら羽倉が出展している合同展示会でした。
最初はいろいろ見れたらいいね~って感じだったんですが、事前にどこに行くか話し合ううちに、「これは羽倉を中心に見た方がいいのでは…?」という結論に至ったので、今回は羽倉のランドセルを主にチェックすることに!
羽倉のランドセルを実際に触った感想や、保護者視点からの意見をたくさんまとめました!
ランドセル選びでかなり有用な情報だと思うので、羽倉のランドセルが気になってる人もそうじゃない人も、ぜひチェックしていってください!
羽倉が出展しているランドセル合同展示会について
毎年様々なランドセル展示会が開催されていますが、私たちが参加したのはこちらの展示会。
出展ブランドは会場によって違います。
私たちは今回東京会場に行ったので、出展は全8ブランドでした。
この合同展示会は事前予約必須です。
展示会によっては予約なしで当日参加してねーってところもありますが、これは飛び入り参加できない展示会なので、しっかり事前に予約をしておきましょう。
私が東京会場の予約をしたときは1ヵ月くらい前でしたがまだまだ余裕があるようで、なんなら当日も直前まで予約ができたみたいです。
それに対し5月後半から6月以降の展示会はほとんどが満員で、現在はキャンセル待ちなのか再募集調整中とのこと…。
当時は大丈夫でしたが、2021年度のランドセル選びは社会情勢も鑑みるとどの展示会も予約必須になるでしょう。
情報は事前にチェックしておき、希望の展示会に参加できるようにしておくと良いですね。
羽倉のランドセルを優先して見に行った理由
全8ブランドが出展していた東京会場ですが、もちろん展示会の限られた時間(2時間でした)では全ブランドチェックするのは困難です。
最初に見に行くブランドを絞ろうってなりました。
その際、参考にしたのがHさんとSさんのランドセル選びで重要視するポイントです。
Hさんは元気で自由な男の子、Sさんは賢くてプリンセスが大好きな女の子がいます。
ちなみに2人とも、今年はまだ年中さんです。
- 色は黒、青、緑など暗めの色
- 家から学校までは少し時間がかかる
- これまで調べた中では中村鞄が気になっている
- 工房系ランドセルを中心に探している
- ママ的には高学年になっても使いやすい落ち着いた色がいいけど、娘ちゃんはプリンセスが好きなのでピンクや水色、キラキラに惹かれがち
- 家から学校まで徒歩5分なので重さはそこまで気にしない
- 本革ランドセルに気持ちが傾いている
- これまで調べた中では土屋鞄が気になっている
どちらもランドセルのデザインは極力シンプルが良くて、工房系とのことでした。
これらの条件を考えて、改めて展示会に出展するブランドを精査。
2人の重要視するポイントに合致していて、なおかつ店舗が少なく展示会の回数も限られているブランドを中心に見て回ることに。
今回の展示会では、新しいブランドというのも興味がそそられたということでシンプルかつ本革ランドセルを扱っている羽倉、そして村瀬鞄行、最後にフジタを見ることにしました。
ここでは、特に滞在時間が長かった羽倉のランドセルについて書いていきます!
羽倉のランドセルを見学&体験!
やってきました!!
ランドセル選び経験者とはいえ、展示会に来るのは実は初めてです…笑
ちょい広めのホールみたいな場所に8ブースが出展しているため、各ブースはそこまで広くないです。
この写真は終わりがけに撮ったのでだいぶ空いてますね。
私たちは開場と同時に入ったのですが、始まってすぐは本当に人がごった返してます。
羽倉の展示会ランドセル選びレポ①女の子編
予定通り、羽倉のランドセルを見に行きました。
2人とも、すぐにこれがいい!とランドセルを背負いました。
スタッフさんに話を聞いてみると、息子くんが背負った白と黒のコンビカラーは結構男の子が目を付けて背負いたがるんだとか。
そのあと娘ちゃんは水色のコンビカラーを見つけて一目散!
Sさんは当初の希望通り、落ち着いたカラーのランドセルを娘ちゃんに背負わせてみるものの、デザインがシンプルなら娘ちゃんが希望してるような明るめの色でもいいのかなと揺らいでいるようでした。
羽倉の展示会ランドセル選びレポ②男の子編
Hさんは、あまりランドセルに対してこだわりがないというか、これがいい!という明確なビジョンが薄く、色んなランドセルを試してました。
こだわりがないのでかなり柔軟に様々なランドセルを見ることができたようです。
事前に話している中ではランドセルに素材についての話は一切出なかったんですが、実際実物に触れてみたらコードバンにかなり魅力を感じた様子でした。
コードバンは価格のこともあり、購入に踏み切るまで結構悩む方が多い素材ですが、羽倉のランドセルは実はコードバンなのはかぶせだけ。
本体は牛革なので価格も84,240円と比較的抑えられるし、重量も重くなりすぎないところがポイント。
オールコードバンもこだわりがありいいものですが、本体が牛革だからと言って妥協してるわけではないというか。
羽倉のコードバンは子どものことも考え、利便性も伴ったモデルなのでいいんじゃないかなと思います。
ランドセルの羽倉のおすすめポイントをスタッフさんに聞いてみた!
SさんとHさんがランドセルを背負ったお子様の撮影会に忙しい時、私はこっそりスタッフさんとお話をしていました。
…というのも、私がやけに真剣にランドセルをじっくり見ていたので、優しいスタッフさんが声をかけてくださったんです。
とても時間をかけて丁寧に説明してくださるスタッフさんに、いくつか気になる質問をしてきました◎
「女の子はピンクやパープルが多いです。
男の子はかなりバラバラですね…。でも、(展示会では)黄色とか明るい色を触る子が多い印象ですね。」
なるほど。
確かにさっき、Hさんの息子くんが黄色やライトグリーンのランドセルを手に取っていました。
実際に購入するかはさておき、男の子もカラフルなランドセルに惹かれるようです。
「カラーリング的には男の子向けではありますが、デザインは男の子、女の子どちらでも使えるようになってます。
羽倉のランドセルは、誰でも購入いただけます。ウイングチップは中のデザインも可愛いので…」
確かに!!
おしゃれなタータンチェックです。
これなら高学年でも全然使えちゃうデザインですよね~!
ちなみにこの前ポケットの中もしっかりチェック柄。
鍵などをかけておくナスカンもついてます。
「ちなみにここ、羽倉のロゴが入ってるプレートの部分に、名入れをすることができるんですよね」
「はい。本来なら有料なんですが、展示会にご来場くださった方には無料で名入れができるクーポンをお渡ししてるんですよ」
これがその時いただいたチラシ。
さらに注目してほしいんですが、名入れをしない方は、このクーポンで3,240円(本来名入れにかかる金額)がお値引きされます!
名前入れるつもりなかったし…。なんて方ももれなくお得になっちゃうクーポンなんです!
ただし、このクーポンの利用可能期間はかなり短め。
私たちは今回5月19日の展示会に行きましたが、クーポンの期限は23日でした。
金額としてはそこまで大きくないですが、早く注文すればその分お得になるので知っておくといいと思います!
今回お話してくださったスタッフさんは本当に優しくて、私の質問にひとつひとつちゃんと答えてくれました。
お客さんもかなり多くて大変だったと思いますが、いろいろお話してくださって感謝です;;
スタッフさんを捕まえることができればかなり親身に相談に乗ってくださるので、それだけでも展示会行く価値アリ!って思いますね。
ランドセルの羽倉の情報おすそ分けコーナー
羽倉のランドセルは展示会が終わると、兵庫か大阪の店舗に行くしか実物をチェックすることができません。
距離的にきつい!と思ったので、とにかく色々チェックして写真撮ってきました!
コードバンと牛革ってどんな感じに違うの?って話ですね。
機能面でも少しずつ変わってきますが、ここでは見た目の話。
ものにもよりますが、基本的に牛革はざらっとした手触り、コードバンはつるっとした手触りです。
画像を拡大してよく見るとわかる…かな?
これは好みかな~とも思います。
私は手触り的には断然コードバン推しですね。
総牛革エイジングランドセルでは、+3,240円の有料オプションで、かぶせ下部に4種類から好きなステッチを選んで入れることができます。
もちろんステッチなしでシンプルなままでも十分可愛いですが、ステッチを入れることでさらにおしゃれになります。
刺繍が欲しい!って希望がある子には特におすすめです。
展示会にもステッチのサンプルがありました。
上の写真が男の子向けのステッチ、下が女の子向けのステッチです。
糸の色は本体の色に揃えられるので、本体が濃いめの色の場合はあまり目立ちません。
ステッチが入ったランドセルがこちら。
他のブランドでよく見る刺繍と違って、縫い目が大きく感じました。
デザインが派手じゃないので、逆に味があっていい感じかも。
かぶせに鋲がない羽倉だからこそできるステッチですよね。
工房系では珍しい立ち上がり背カンに、カラフルな本革ランドセルのバリエーション。
ほぼ文句なしでは?ってくらいですが、実は保護者目線でランドセルを見ると気付く部分が2つ。
まず1つ目は、ナスカンが片側にしかついていないこと。
ブランドにもよりますがだいたいのランドセルには、両サイドにナスカンが1つずつついてたり、片側はナスカンで反対側はDカン…と、とにかく両側に荷物がかけられるようになってます。
でも羽倉は実は片方に何もついてない!
この逆側にはナスカンがついてますが、両方あるもんだと思ってたのでびっくりしました。
さらに2つ目は、最近よく見る持ち手がついてないこと。
これは他のブランドでもついてない工房系もありますし、ランドセルを購入した先輩パパママの口コミでも賛否両論です。
絶対あった方が便利だよ!って人と、あれば使うけどなくても困らないって人。
ただやはり背負う以外の方法でランドセルを持ち運ぶときに、小さな金具だけでは運びにくいのも確かです。
2021年度のモデルから、追加料金3,300円で持ち手を付けることができるようになりました。
持ち手が欲しい!って方は追加料金を払って付けることをおすすめします!
羽倉のランドセルを見学してみて…
結局この日、1番最初に羽倉を見に行ったあと、村瀬、フジタと回りもう1度最後に羽倉のランドセルをチェックしました。
※実は娘ちゃん、キラキラ系のランドセルを他のブランドで見つけてしまい、そのあとに見に行ったフジタでは「キラキラじゃないからやだ…」とぐずっちゃってました笑
SさんもHさんも、ランドセルをじっくり時間をかけて見るのは初めてでした。
最初に考えていた理想や希望と、実際にランドセルを見た後の気持ちは結構変わってきてます。
今回重点的に見学した羽倉のブースでは、私含め3人がそれぞれ様々な情報を得て帰ってきました笑
結論として、羽倉のランドセルはかなり良い!アリ!って意見でまとまりましたね。
ナスカンや持ち手など気になる部分もありますが、それを差し引いてもかなりプラスなポイントが多いなと。
今まではネット上だけで情報を見て「いい感じだと思う~!」って感じでしたが、これからははっきり「おすすめのランドセル!」って言えますね!笑
羽倉が出展しているランドセル展示会も折り返しに入り、予約数も埋まりつつあります。
もしかしたらもう展示会では見られないかも…というところまで来ちゃってるんですよね。
実物を見れれば1番いいかなと思いますが、なかなか難しいと思うので。
ぜひこの展示会レポを役立ててくださいね!