
ランドセルについて調べていると、「中村鞄と土屋鞄、どちらがいいですか?」との質問をよく見かけます。
様々なランドセルブランドがある中、頻繁に比べられているのは、どちらも工房系で店舗が近いためと推測可能です。
中村鞄と土屋鞄には似た部分もあれば違いもあります。
本記事ではどちらを選ぶべきか迷っている人に向けて、中村鞄と土屋鞄を徹底比較しました。
「中村鞄と土屋鞄のラインナップを知りたい」「機能性に差があるか確認してからランドセルを選びたい」といった人は参考にして、子どもに合うランドセルを選んでください。
中村鞄と土屋鞄が比較されがちな理由と比べられるポイント2つ
中村鞄と土屋鞄が比較される理由として考えられるのは、以下の2点です。
- 2社とも工房系ランドセル
- 本店がどちらも足立区で店舗間の距離も近い
中村鞄と土屋鞄は、どちらも工房系ランドセルです。
ランドセルの販売元には主に以下の2種類があり、工房系に属する中村鞄と土屋鞄は品質にこだわってランドセルを選びたい人に向いています。
ランドセルの販売元 | 特徴 | 例 |
---|---|---|
工房系 | ・職人が伝統の製法で仕上げる ・品質にこだわりたい人向け ・天然皮革のラインナップも多い |
・中村鞄 ・土屋鞄 ・鞄工房山本 ・池田屋など |
ランドセル専門メーカー | ・大量生産を行っている ・安定した機能性を求める人向け ・人工皮革のランドセルがメイン |
・セイバン ・フィットちゃん ・ふわりぃなど |
工房系ランドセルは工房ごとにこだわりを持って、職人が伝統の製法で仕上げます。
天然皮革のランドセルも取り扱いが多く、自然の素材で作られたランドセルを購入したい人にもおすすめ。
ランドセル専門メーカーと比較して取り扱い数が少ないため、人とかぶらないオリジナル性の高いランドセルを選びたい人にもぴったりです。
中村鞄と土屋鞄はどちらも東京都足立区に本店があり、電車で1駅分程度の近い位置に店舗を構えています。
ブランド | 本店の住所 |
---|---|
中村鞄 | 東京都足立区江北1-32-1 |
土屋鞄 | 東京都足立区西新井7-15-5 |
同じ工房系で店舗の位置も近く、関東に住んでいる人なら1日で回れるため、中村鞄と土屋鞄が比較されやすいと推測できます。
最終的には子どもの好みや背負いやすさを重視する
中村鞄と土屋鞄のどちらでランドセルを購入するか迷ったとき、最終的には子どもの好みや背負いやすさといった、個人の意見で判断しましょう。
「背負いやすい」「負担がない」と謳っているフィットちゃんや天使のはねでも、合わない子どもには合わず、肩が痛いと言うケースもあります。
とはいえ基準がないと選びにくいので、以下の3つに重点を置くと比較しやすいです。
- ランドセルのラインナップ
- ランドセルの機能
- 価格帯
ランドセルをデザインから選びたいときは、ラインナップを比較するとどちらで購入するか決めやすいです。
機能や価格帯も含め、最も注目したいポイントを決めたら、実際に店舗で試着しましょう。
試着して背負いやすさに問題がないか確認してから購入すると、子どもにぴったりのランドセルを選べます。
中村鞄と土屋鞄比較検証①ランドセルラインナップ
最初に目につきやすいのが、ランドセルの商品ラインナップです。
色やデザイン重視でランドセルを選ぶ子どもは多いので、中村鞄と土屋鞄のランドセルでどちらのデザインを気に入るかチェックしましょう。
ランドセル工業会が行った調査でも、ランドセルの色やデザインに注目して選ぶ家庭が多いと分かります。
ランドセルは6年間背負うので、子どもが気に入らないと楽しく学校に通えません。
中村鞄と土屋鞄のランドセルラインナップは以下の3種類で、天然皮革も選べます。
- コードバンランドセル
- 牛革ランドセル
- 人工皮革
コードバンは馬の革で、馬1頭からランドセルの蓋1〜2枚分しか取れない希少な素材です。
価格は高めですが、その分高級感と特別感を感じられるのが魅力。
牛革ランドセルは革ならではの風合いを楽しめる、コードバンより軽い天然皮革の製品です。
人工皮革は軽量で、背負いやすさを重視したい人に向いています。
中村鞄と土屋鞄では取り扱っているランドセルのラインナップが違うので、希望の色やデザインがあるかチェックしましょう。
ラインナップが豊富なのは土屋鞄
ランドセルのラインナップが多いのは土屋鞄で、カラーバリエーションが豊富な傾向です。
こだわり抜いたデザインで魅力的なのは、土屋鞄の「アトリエ」シリーズ。
デザイナーがデザインしたイラストをランドセルの内側に施しており、見た目はシンプルでもオリジナル性やデザイン性が高いと人気です。
ほとんど加工を施さない、革独自の風合いを楽しめるヌメ革ランドセルも取り扱っているので、幅広いランドセルから吟味して選びたい人に向いています。
中村鞄はラインナップがシンプルなので、迷わず決めたい人や伝統的なデザインに魅力を感じる人にぴったりです。
豊富な土屋鞄のランドセルについては「口コミで噂の大人気本革ランドセル、土屋鞄の魅力に迫る」をご覧ください。
コードバンランドセルのカラーバリエーションは土屋鞄の方が多い
コードバンランドセルのラインナップは以下の通りで、カラーバリエーションが多いのは土屋鞄です。
中村鞄 | 土屋鞄 | |
---|---|---|
モデル画像 | ![]() |
![]() |
モデル | 全1種 | 全3種 |
カラー | 全2色 | 全7色 ※モデルごとにカラーバリエーションが異なります。 |
重さ | 約1,360g | 約1,490g |
中村鞄のコードバンランドセルは、シンプルに赤と黒のみです。
土屋鞄にはコードバンランドセル自体が3種類あり、カラーバリエーションも豊富。
コードバンランドセルで黒と赤以外の選択肢がある土屋鞄は、子どもの気に入る色が見つかりやすいです。
コードバンのカラーが少ないのは、希少な革で加工が難しく、牛革ほどたくさんの色に染められないから。
染められたとしても複数の革をまったく同じ色に染めるのも難しいため、販売は難しい傾向です。
上手に染められないと、同じモデルなのに若干色が違う、パーツごとに色が違うといったトラブルに繋がりかねません。
その中で土屋鞄はグリーンやネイビーのコードバンランドセルも作っているので、素材と色にこだわりたい人におすすめ。
重さを比較すると中村鞄の方が100g程度軽いです。
わずかな差ですが、コードバンランドセルはもともと重い傾向にあるので、少しでも軽い方がいいと感じる人もいます。
小柄な子どもや通学距離が遠い家庭で、軽さ重視なら中村鞄を選びましょう。
牛革ランドセルは中村鞄も土屋鞄もラインナップが豊富
牛革ランドセルのラインナップは、土屋鞄の方が多いです。
中村鞄で取り扱っている牛革ランドセルは1種類で、カラー展開が豊富。
重さは中村鞄の方が軽い傾向にあります。
中村鞄 | 土屋鞄 | |
---|---|---|
モデル画像 | ![]() |
![]() |
モデル | 全1種 | 全8種 |
カラー | 全23色 | 全30色 ※モデルごとにカラーバリエーションが異なります。 |
中村鞄で提供されている牛革ランドセルは、牛革ボルサランドセルです。
ボルサは牛革の表面を加工し、傷や水濡れに強くした素材。
使い込むほどにしっとりとなじむ革独特の風合いを持ち、軽さと丈夫さを兼ね備えています。
土屋鞄では、本革ならではの風格が漂う牛革を使用。
傷がつきにくいよう表面に凹凸加工が施されているので、ランドセルをぶつけたり当たったりしても気にせずに済みます。
植物の渋にも含まれるタンニンを使って牛革をなめし、表面加工をほとんど施さずに仕上げたヌメ革のランドセルも提供。
牛革ハイブリッドは、革の風合いを楽しみつつランドセルは軽量化できるよう、パーツによって牛革と人工皮革を使い分けています。
一部人工皮革を使用している関係で、オール牛革のモデルより少し軽いのが特徴です。
牛革のみのモデルは約1,340gですが、牛革ハイブリッドは約1,290gほど。
50g違うので、小柄な子にとっては大きな差に感じられる可能性もあります。
ヌメ革や牛革ハイブリッドのランドセルを選びたい人は土屋鞄、牛革ランドセルが希望ならデザインやカラーを比較し、好みに合わせて決めましょう。
中村鞄では全23カラーの牛革ボルサ ランドセルを提供
中村鞄の牛革ボルサランドセルは、全23種類と豊富なカラーです。
以下の部位に遊び心のあるカラーをプラスして、印象的に仕上げています。
- ステッチ
- 背革
- 肩ウラ
- 内張り
例えばアプリコットのランドセルには、背当てとステッチにアクセントカラーが使われています。
内張りもクリーム色に統一され、アクセントカラーがランドセル全体の印象を明るく見せてくれます。
黒×ゴールドや紺×ブルーのバイカラーランドセルは、背当ての色が特徴的。
背当ての色にもこだわりたい人や、個性的なランドセルを選びたい子どもにもぴったりです。
素材のボルサは牛革を加工して傷や水濡れに強く仕上げてあります。
カビも生えにくく、天気が悪い日でも特別な配慮は必要ありません。
革はカビの生えやすい素材ですが、中村鞄のランドセルなら「6年間きれいに使えるか心配」「雨の日にも使えるか気になる」といった人でも選びやすいです。
自分好みのカラーの組み合わせを楽しみたい人は、中村鞄を選びましょう。
土屋鞄ではヌメ革や人工皮革とのハイブリッドモデルも取り扱いあり
土屋鞄では以下の牛革ランドセルも取り扱いがあり、選択肢が幅広いです。
牛革ランドセルの種類 | 素材の特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
牛革 | 革特有の風格と上質感が漂う牛革 | 手入れの手間を減らしつつ牛革を楽しみたい |
ヌメ革 | 自然な風合いを生かした加工が施されていない牛革 | ・革の個性を楽しみたい ・時間と共に増す味わいを感じたい |
牛革ハイブリッド | パーツごとに牛革と人工皮革を使い分け | 牛革のランドセルは欲しくても重さが気になる |
牛革ランドセルは革特有の風格が感じられる素材で、表面に凹凸加工が施されています。
傷や雨の心配をせずに、革の風合いを楽しめるランドセルです。
ヌメ革は自然な風合いを生かすため、加工が施されていない牛革。
天然皮革の証としてのスジやシワがそのまま残り、まったく同じランドセルは存在しません。
紳士靴や大人用の財布、鞄に使用されることが多い素材で、染色もされていないので色は明るめのキャメル。
出典: ヌメ革/キャメル│土屋鞄
加工されていないヌメ革は、防水ケアや保湿ケアをする必要があります。
手間をかけて使い続ければ、時間とともに色つやが増して味わい深い表情に変わっていく素材です。
いわゆる経年劣化といい、買った状態のきれいなキャメルをキープするのではなく、次第に美しく劣化していく比較を楽しむものです。
雨の日の前は防水スプレーをかけたり、水に濡れたら拭いたりと手間がかかる分、ものを大切にする教育にも使えます。
最近のランドセルは「いくら雑に扱ってもきれい」が売りの中、ヌメ革ランドセルはその逆をいくモデル。
手塩にかけて大切にする、世界でたった1つの特別なランドセルです。
誰も持っていないランドセルや自然の風合いが感じられるランドセルを選びたい人は、ヌメ革を検討しましょう。
牛革ハイブリッドは、パーツごとに牛革と人工皮革を使い分けて作られたランドセルです。
見た目は牛革なのに通常モデルより少し軽いため、「牛革ランドセルが欲しいけれど重いので迷っている」「軽ければ牛革がいい」といった人にぴったり。
希望に合う素材を選びたい人は、土屋鞄でランドセルを購入しましょう。
土屋鞄の牛革ランドセルはシリーズごとにコンセプトがあり、好みのデザインを選びやすいです。
シリーズごとのコンセプトは以下の通り。
シリーズ | コンセプト |
---|---|
ベーシックカラー (牛革) ![]() |
・シンプルな色で仕上げ ・背あてと内装は白 |
ベーシックカラープラス (牛革) ![]() |
・ベーシックな本体にさりげない遊び心を添えたモデル ・背負ったときに顔をのぞかせる背中の色がアクセント |
プレミアムカラー (牛革) ![]() |
・自然の色から着想を得たカラー ・絶妙な色合いが魅力 |
HERTE (牛革) ![]() |
・伝統的な意匠に現代の感性を融合させたデザイン ・型押しの文様や内装のディテールにもこだわった仕上げ |
アンティークモデル (牛革) ![]() |
・レトロ調のカラー ・シックなゴールドの金具と落ち着いたベージュ系のステッチを採用 |
ヌメ革![]() |
加工を施さない自然な風合い |
RECOベーシック (牛革ハイブリッド) ![]() |
・モダンなカラーで色選びを楽しめるモデル ・内装や背あては本体と同系色ですっきりした仕上がり |
RECOプレミアム (牛革ハイブリッド) ![]() |
・華やかさと落ち着きを併せ持つ色が魅力のモデル ・筋模様の型押しが上品さを演出 |
土屋鞄のランドセルの形はほぼ同じで、マチの大きさが違います。
形を比較する必要がなく、素材やデザインで選択してかまいません。
例えばベーシックカラーはシンプルな外装で、ベーシックカラープラスはベーシックな本体にさりげない遊び心を添えたモデル。
背当てやステッチでランドセルに彩りをプラスし、組み合わせを楽しめます。
プレミアムカラーは色にこだわったシリーズで、独特な色が多く、色にこだわりたい人向け。
ピスタチオグリーンやチャコールグレーは、珍しいカラーリングです。
HERTEは伝統的な意匠に現代の感性を融合させた作りで、家紋デザイン専門のデザインユニット「京源」が描き下ろした、オリジナル柄のモチーフを採用。
他ではないランドセルを選びたい人にぴったりです。
アンティークモデルは、斬新で少しレトロな雰囲気のカラーを楽しめます。
ヌメ革のランドセルは加工なしで、革本来の色を楽しみたい人向き。
牛革ハイブリッドは軽さとカラーにこだわっている、デザイン重視でランドセルを選びたいときに検討したいモデルです。
気に入ったコンセプトのシリーズが見つかったら、店舗で実際の色合いや雰囲気を確かめましょう。
今まで本革ランドセルでカラバリ豊富なブランドと言えば土屋鞄と中村鞄が特に有名でした。
しかし最近では、他にもカラバリに注目したいブランドが人気を集めてきています。
村瀬鞄行には、他ではあまり見られない深い青緑色「ターコイズ」の牛革ランドセルがあります。
非常に綺麗な色なので、青系のランドセルを希望している人は1度調べてみましょう。
特におすすめするのは、ランドセルの羽倉です。
2017年の秋頃から販売開始した、発足後間もないブランドですが、牛革ランドセルのカラバリが豊富。
単色の牛革ランドセルだけでも全24色の驚異のラインナップです。
「こういう色が欲しかった」と、かゆいところに手が届く感じの色味が魅力。
詳細をまとめたページがあるので、気になる方はチェックしてください。
人工皮革は使用している素材の種類が異なる
中村鞄と土屋鞄の人工皮革のランドセルにはブランドの特色が出ていて、使用している素材の種類が異なります。
中村鞄は特注の素材ベルエース、土屋鞄はクラリーノとタフガードを使用。
モデルによるカラーや重さの違いは以下の通りです。
中村鞄 | 土屋鞄 | ||
---|---|---|---|
素材 | ベルエース | クラリーノ | タフガード |
モデル | 全2種 | 全3種 | 全1種 |
カラー | 全27色 ※モデルごとにカラーバリエーションが異なります。 |
全9色 ※モデルごとにカラーバリエーションが異なります。 |
全1色 |
重さ | 約1,160g | 約1,130g | 約1,220g |
中村鞄が使用しているベルエースは特注の素材で、耐傷加工や防水加工が施されています。
土屋鞄が採用しているクラリーノは、ランドセルの素材として有名な軽くやわらかい素材です。
タフガードは表面に凹凸加工が施された傷に強い素材で、「ランドセルを乱暴に扱うのではないかと不安」「6年間きれいに使いたい」といった家庭に向いています。
カラー展開は中村鞄の方が多く、女の子向けにハート柄の刺繍が施されたベルエースハートモデルも販売。
土屋鞄はモデルごとのカラーが少なくても、コンセプトに合わせたデザインが楽しめます。
中でもアトリエシリーズは内装に華やかな絵が取り入れられた、こだわりのモデルです。
希望の素材やデザインを元に、中村鞄と土屋鞄のどちらを利用するか検討しましょう。
中村鞄は特注の国産素材ベルエースを使用
中村鞄の人工皮革は、特注の国産素材ベルエースを使用しています。
毎日の通学による負担を抑えられるよう、軽さにこだわって製作。
耐傷加工と防水加工によって傷や雨にも強いので、ランドセルの手入れに時間をかけられない人でも使いやすいです。
人工皮革ならではの色味も出せるので、牛革ランドセルでは選べないクリームやオリーブのカラーを持ちたい人にもぴったり。
デザインはシンプルなベルエースと、アクセントとしてハートの刺繍を入れたベルエース ハートランドセルの2種類があります。
【ベルエース】
【ベルエース ハートランドセル】
ベルエース ハートランドセル はポケット部分やサイドにハートがあしらわれた、可愛いデザインです。
かぶせを閉じているときも、サイドや肩ベルトにハートが見えます。
シンプルなデザインと女の子らしいデザインがあるので、好みに合わせて選びましょう。
土屋鞄はモデルによってタフガードとクラリーノを使い分け
土屋鞄はモデルによってクラリーノとタフガードを使い分けています。
クラリーノとタフガードの違いは以下の通りです。
素材 | 特徴 | 重さ |
---|---|---|
クラリーノ | ・しなやかな風合い ・使い始めから体になじみやすい |
約1,130g |
タフガード | 表面に凹凸加工が施され傷つきにくい | 約1,220g |
クラリーノはしなやかさを感じさせる素材で、使い始めから体になじみやすいです。
重さはタフガードより90g程度軽く、背負いやすさや負担の少なさを重視して選びたい人に向いています。
タフガードは表面に凹凸加工が施された、傷つきにくい素材です。
ランドセルの強さに重点を置く人は、タフガードを選びましょう。
土屋鞄の人工皮革ランドセルは、素材によって選べるデザインが異なります。
重さや素材の違いが気にならないなら、デザインが好みに合うか確認しましょう。
素材 | 選べるモデル |
---|---|
クラリーノ | ベーシックカラー クラリーノ・エフ![]() |
ベーシックカラープラス クラリーノ・エフ![]() |
|
プレミアムカラー クラリーノ・エフ![]() |
|
タフガード | アトリエ![]() |
クラリーノを用いたランドセルはシンプルなデザイン。
タフガードを用いたランドセルは、土屋鞄の中でも人気のあるアトリエシリーズです。
アトリエシリーズとは、ランドセルを開くと華やかな絵が広がるモデルで、空想する喜びや自由な創造力を大切にしてほしいとの願いが込められています。
内装の時間割入れと前ベルトを外したすっきり感のあるデザインは、アトリエシリーズのオリジナルです。
以前は牛革ハイブリッド素材で作られていました。
現在は軽さと丈夫さを兼ね備えたランドセルになるよう、本革と似た風合いのタフガードを採用。
より背負いやすいランドセルに仕上がっています。
個性のあるデザインにこだわるなら、土屋鞄を選びましょう。
中村鞄と土屋鞄比較検証②機能の違いは?
中村鞄と土屋鞄の機能の違いは以下の通りです。
中村鞄 | 土屋鞄 | |
---|---|---|
背カン | 立ち上がり型 左右非連動型 素材:ステンレスとアルミ合金のハイブリット構造 |
立ち上がり型 左右非連動型 素材:ナイロン樹脂 |
肩ベルト | ・クッション素材あり ・首すれ防止機能 |
・クッション素材あり ・S字型 |
肩ベルトのDカン | 左右2つ | 左に1つ |
背当て | ・NASA採用のシャトルクッション ・U字型のくぼみで熱を逃がす |
・弾力性のあるウレタン2種 ・U字型のくぼみで熱を逃がす |
大マチ | ・イチョウ型のマチで補強 ・ナスカンとDカン |
・イチョウ型のマチで補強 ・ナスカンとDカン |
A4フラットファイル | 〇 | 〇 |
反射板 | 360°光る反射素材あり | なし ※別売りのキーホルダーあり |
重さ | 約1,160g~1,360g | 約1,130g~1,490g |
素材の加工 | ・防水加工 ・傷対策 |
・防水加工 ・傷対策 ※ヌメ革を除く |
色や素材など見た目の違いも重要ですが、保護者の立場としては機能を重視したいとの声もあります。
全体的に似ている気がする中村鞄と土屋鞄ですが、細かいところに注目すると少しずつ違いが見えてきました。
中でも肩ベルトと背当ては、2ブランドの違いが出ています。
土屋鞄は反射板がついておらず、別売りのキーホルダーを用意しなければいけません。
通学路に暗い道がある人や、学校が遠く遅い時間の帰宅も考えられる家庭は、反射板もチェックしましょう。
中村と土屋のどちらが背負いやすいかについては、個人差があります。
両方を検討しているなら、試着して比較すると子どもに合うランドセルが見つかりやすいです。
背カンは背負いやすさに配慮して2社とも立ち上がりタイプを採用
中村鞄と土屋鞄の背カンは、2社とも立ち上がりタイプを採用しています。
背カンとはランドセル本体と肩ベルトをつなぐ、背負いやすさに影響を与えるパーツです。
立ち上がり背カンは肩ベルトが持ち上がっているので、ランドセルの重心が引き上げられます。
同じ重さの荷物でも下向きの力がかかると重く感じられるように、ランドセルも重心が下がると体感重量が重くなる原因に。
立ち上がりタイプの背カンなら、重心を引き上げてくれるため軽く背負えます。
中村鞄の背カンは、錆びにくいようステンレスとアルミ合金のハイブリッド素材を採用。
素材が薄いため背中に当たらず、痛みを感じにくい作りです。
背負っていない状態の背カンはあまり立ち上がっていないので、中村鞄の背カンは非立ち上がり型背カンに見えることも。
背負ったら子どもの肩の形に合わせてフィットするので、どちらかというと非立ち上がり型背カンに近い仕組みです。
中村鞄は独自の技術を採用しており、中村鞄以外では見かけない背カンの形をしています。
同じ背カンを採用している他ブランドのランドセルで試したり、見た目を確認したりできないので、実物をチェックするのがおすすめ。
展示会や店舗で確認し、子どもの身体に合うか確認してみましょう。
土屋鞄の背カンも立ち上がりタイプで、中村鞄よりも分かりやすく立ち上がっています。
背負っていない状態でも立ち上がった形をキープしている、いわゆる一般的な立ち上がり背カンと同じ形状です。
最適なパーツを選んで、ランドセルが体に触れる面を大きくし、負荷を分散させています。
左右非連動型の背カンは上下左右別々に動き、子どもが走ったりジャンプしたりしても柔軟に対応可能です。
ランドセルが浮くと引っ張られて重く感じますが、左右非連動型の背カンなら子どもの動きに合い、体感重量を軽くしてくれます。
以前は立ち上がりタイプが少なかった工房系ランドセルも、最近は採用するブランドが増えました。
以下の2ブランドも工房系ランドセルで立ち上がり背カンを採用しています。
- ランドセルの羽倉
- 村瀬鞄行
立ち上がり背カンの中から選ぶなら、以下のブランドも含めて比較しましょう。
肩ベルトは中村鞄がオリジナル設計で土屋鞄はS字型
肩ベルトの形状は、中村鞄と土屋鞄で異なっています。
Dカンの数も異なり、中村鞄は左右に2つ、土屋鞄は左に1つです。
肩ベルトのDカンには防犯ブザーをつけるケースが多く、利き手と反対に取り付けると鳴らしやすいと言われます。
左利きの子どもは中村鞄の方が使いやすい可能性も。
中村鞄の肩ベルトは人間工学に基づき、立ち上がり背カンとの組み合わせで体感重量が軽くなるよう調整された、オリジナル設計です。
ぴったりフィットする作りで、肩ベルトのずれ落ちも防ぎます。
肩ベルトがずれ落ちると歩きにくく、ランドセルが重く感じる原因に。
中村鞄の肩ベルトには穴が8つあり、成長に合わせて調整できるのもぴったりフィットする理由の1つです。
身長170cmの大人でも背負える設計になっていて、背の高い子どもでも6年間使用できます。
肩ベルト裏にはソフト牛革を配置し、固い革が首に直接当たらないよう配慮。
首すれ防止機能により、首が痛くなるのも防いでくれます。
「肩ベルトのずれにくいランドセルがいい」「首に当たらないランドセルを背負いたい」といった人は、中村鞄のランドセルを背負ってみましょう。
土屋鞄の肩ベルトはS字型で、肩から胸のラインに優しくフィットします。
安定感のある形状で肩ベルトのずれ落ちを防ぎ、背中や肩にかかる重さを分散。
S字型なので肩ベルトの端が首に当たりにくく、痛みを感じずに背負える作りです。
調整は7段階で、成長に合わせて変更できます。
中村鞄と土屋鞄のどちらが背負いやすいかは人によって違うので、可能なら両方試着して選びましょう。
背当てはクッション性と通気性にこだわった作り
背当ては中村鞄も土屋鞄もクッション性と通気性にこだわった作りで、形状はU字型です。
中央が外側と比べて少し低く作られているU字型の背当ては、空気の通り道ができて背中のムレを軽減。
学校から家まで遠い人や、夏の暑い時期の通学が不安なときに向いています。
中村鞄のランドセルは、NASA採用のシャトルクッションを素材として採用。
宇宙飛行士の体を守るためにNASAで開発された低反発素材が使用され、衝撃を最大97%吸収できる性質があります。
子どもの体温によってゆっくりへこむ仕組みで、体型に合わせてなじんで体にフィット。
ふっくらとした厚みもあるので、背中や腰への負担を減らしてくれます。
背当てには天然素材ならではの通気性があるソフト牛革を使用し、さらに蒸れにくさをアップしました。
体になじむクッションのランドセルで負担を減らしたい人は、中村鞄を選びましょう。
土屋鞄の背当ては、弾力の異なる2種類のクッション材を採用しています。
下部には硬めのスポンジを配置してベースを作り、やわらかいスポンジを重ねる方法により、優しくふっくらとした仕上がりになっています。
やわらかい背当てが好みなら、土屋鞄を選びましょう。
大マチは収納力が高くA4フラットファイルにも対応
大マチは収納力が高く、中村鞄も土屋鞄もA4フラットファイルに対応しています。
学校でタブレットの使用が一般化し、大きめの荷物を入れる機会も増えました。
A4クリアファイル対応サイズだと、フラットファイルを配布されたときにまっすぐ入りません。
プリントが曲がった、荷物が入りにくくて困るといった問題を避けるには、A4フラットファイル対応サイズを選ぶ必要があります。
中村鞄と土屋鞄のマチのサイズは、以下の通りです。
ブランド | 大マチ | 小マチ |
---|---|---|
中村鞄 | 12.3cm | 3.0cm |
土屋鞄 | 11.5cmまたは12.5cm | 2.0cm~3.5cm |
中村鞄のランドセルはマチ部分が合計15.3cmあり、タブレットや水筒もすっきりと収納できます。
小マチにも教科書が入るサイズで、高学年になって荷物が増えてもランドセルに入れられる可能性が高いです。
土屋鞄のランドセルは、小マチを拡張できます。
マチ部分のサイズはモデルによって異なり、小さいサイズで合計15.0cm。
大きいサイズのランドセルは、マチを拡張すると16.0cmになります。
出典: 背負いやすさ・使いやすさ│土屋鞄
ランドセルの容量を重視するなら、土屋鞄のマチが大きいモデルを選びましょう。
- RECOベーシック
- RECOプレミアム
- アトリエ
- HERTE
土屋鞄では教科書や体操服など、荷物のサンプルを店舗に用意しています。
荷物を入れた状態で試着できるため、出し入れのしやすさや背負ったときの感覚を
確かめやすいです。
補強方法はどちらも同じで、イチョウ型の強化樹脂を芯材として使用しています。
強化樹脂には曲げても元に戻る柔軟性があり、6年間使用しても型崩れしにくい設計です。
中村鞄と土屋鞄のどちらを選んでもA4フラットファイルに対応できるので、容量を心配する必要はありません。
反射板がついているのは中村鞄のランドセル
ランドセルに反射板がついているのは、中村鞄のみです。
中村鞄の反射板は前後左右360°どの角度から見ても光り、冬の帰宅時や学童の帰りでも車から見えやすくなっています。
学校から家が遠いと、暗い道を歩く時間も長いです。
前後左右どの角度から見てもランドセルが目立ちやすければ、事故の防止に役立ちます。
日本製の反射性能が良い反射材使用で、夕方や薄暗い道でもはっきりと反射。
6年間性能が続くので、帰宅時間が遅くなりがちな高学年になってからも安心感があります。
土屋鞄のランドセルには反射板がなく、別売りのキーホルダーを購入しなければいけません。
出典: おやこリフレクター シカ│土屋鞄
2個入りで1,300円のキーホルダー「おやこリフレクター シカ」は、両面反射仕様で裏返っていても目立ちます。
ランドセル以外の鞄にもつけられ、利用できる場面は多いです。
とはいえ全方向からは見えないので、暗い道を歩く時間が長い子どもは中村鞄を検討しましょう。
ランドセルの重さはほとんど同じでモデルによって異なる
中村鞄と土屋鞄のランドセルの重さはほとんど同じです。
以下の通り、ランドセルの重さはブランドよりもモデルに影響されます。
ブランド | コードバン | 牛革または牛革ハイブリッド | 人工皮革 |
---|---|---|---|
中村鞄 | 約1,360g | 約1,260g | 約1,160g |
土屋鞄 | 約1,490g | 約1,290g~1,480g | 約1,130g~1,220g |
最も軽いモデルは土屋鞄の方が30g程度軽量で、重いモデルは中村鞄が130g程度軽い結果に。
重いモデルはどちらのブランドもコードバンランドセルです。
中村鞄は全体的にランドセルが軽めなので、重量を気にする人は中村鞄を選ぶと比較の必要がありません。
土屋鞄が希望なら、モデルごとの重さを比較して、子どもが背負いやすいタイプを選びましょう。
素材には2社とも雨対策や傷対策を行っている
土屋鞄のヌメ革を除き、素材には雨対策や傷対策が行われているので、コードバンや牛革のランドセルを選んでも手入れの手間はかかりません。
中村鞄と土屋鞄の素材の加工状況は以下の通りです。
ブランド | 加工の状況 |
---|---|
中村鞄 | ・牛革ボルサ加工(耐久性と耐水性に優れた特殊加工) ・耐傷加工 ・防水加工 |
土屋鞄 | ・防水加工 ・表面に凹凸加工 ・傷に強いタフガードの使用 |
※モデルによって異なる
中村鞄はすべてのモデルに水と傷に強い加工が施されています。
ただし土屋鞄の以下のモデルは、素材の影響もありやや傷がつきやすい傾向です。
- コードバン
- HERTE
- クラリーノ
コードバンとHERTEは、硬いものが当たったときに、傷つく可能性があります。
クラリーノは強いひっかき傷に弱いので、子どもが乱暴に扱う可能性があるなら傷に強いモデルを選びましょう。
ヌメ革は加工が施されていないため、傷や雨に弱いです。
ただし傷も味わいの1つとして革を育てられる特徴があるため、他にはないランドセルを求める人はヌメ革を検討しましょう。
中村鞄と土屋鞄比較検証③価格の違いは?
ランドセルを選ぶ際には、値段もポイントとなります。
家庭によって無理なく出せる価格は違うので、予算内におさまるか確認しましょう。
新1年生になるときは、ランドセルだけではなく制服や文房具など様々な通学用品を揃えなければいけません。
ランドセルで予算オーバーすると、入学の準備に支障が出る可能性もあります。
最終的に予算も加味し、子どもに合うランドセルを選びましょう。
素材によっても価格帯が異なるので、購入前に相場をチェックして無理のない計画を立てる必要があります。
中村鞄と土屋鞄のランドセルの、素材ごとの価格は以下の通りです。
コードバンランドセルの価格は、大きく違う傾向です。
ブランド | モデル | 価格 |
---|---|---|
中村鞄 | 馬革コードバン ランドセル | 98,800円 |
土屋鞄 | ベーシックカラー コードバン | 130,000円 |
プレミアムカラー コードバン | 140,000円 | |
アンティークモデル コードバン | 150,000円 |
中村鞄のコードバンランドセルは10万円を切っていますが、土屋鞄は13万円以上かかります。
価格を重視するなら中村鞄、カラー重視なら土屋鞄を選びましょう。
牛革ランドセルの価格は、最も低価格の低いモデルなら、中村鞄と土屋鞄で大きな違いはありません。
ブランド | モデル | 価格 | |
---|---|---|---|
中村鞄 | 牛革ボルサランドセル | 73,800円 | |
土屋鞄 | 牛革 | ベーシックカラー | 75,000円 |
ベーシックカラープラス | 77,000円 | ||
プレミアムカラー | 80,000円 | ||
HERTE | 190,000円 | ||
アンティークモデル | 83,000円 | ||
ヌメ革 | 120,000円 | ||
牛革ハイブリッド | RECOベーシック | 83,000円 | |
RECOプレミアム | 84,000円 |
土屋鞄の牛革ランドセルはモデルによる価格の違いが大きくなっています。
中でも独自性の高いHERTEや天然の風合いそのままのヌメ革は高額です。
素材にかかわらずランドセル全体で見ても高額なので、「金額は二の次でとにかく質の良いランドセルにしたい」といった家庭向き。
祖父母がお金を出してくれる家庭や、金銭的に余裕がある家庭向けの高額モデルです。
価格重視で選ぶなら中村鞄、値段にこだわらず豊富な素材やデザインから選ぶなら土屋鞄を検討しましょう。
人工皮革のランドセルは、中村鞄と土屋鞄で5,000円程度の差があります。
ブランド | 素材 | モデル | 価格 |
---|---|---|---|
中村鞄 | ベルエース | ベルエースランドセル | 59,800円 |
ベルエース ハートランドセル | 62,800円 | ||
土屋鞄 | クラリーノ | ベーシックカラー クラリーノ・エフ | 65,000円 |
ベーシックカラープラス クラリーノ・エフ | 67,000円 | ||
プレミアムカラー クラリーノ・エフ | 70,000円 | ||
タフガード | アトリエ | 85,000円 |
中村鞄でもデザインにこだわったベルエース ハートランドセルは、3,000円価格がアップします。
土屋鞄は素材やモデルによって幅広く、アトリエを選ぶと牛革ランドセルより高いケースも。
しかしアトリエはデザイン性の高さで人気のモデルでもあるため、価格とデザインどちらに重点を置くかで選択が変わります。
価格の安さを重視するなら中村鞄のランドセル
ランドセルの価格は、全体的に中村鞄の方が安い傾向です。
本革ランドセルは7万円代で購入できれば低価格と言える製品で、中村鞄はお手頃価格。
工房系ランドセルの牛革モデルの価格は以下の通りです。
ブランド | 牛革モデルの価格 |
---|---|
中村鞄 | 73,800円 |
土屋鞄 | 75,000円~ |
羽倉ランドセル | 68,200円~ |
黒川鞄 | 88,000円~ |
村瀬鞄行 | 86,900円~ |
全体的に土屋鞄より価格が低いからと言って、中村鞄のランドセルが安物に見えるわけではありません。
様々なランドセルを見てきて、中村鞄の牛革ランドセル(黒色)が1番綺麗に見えて、感動したことを覚えています。
中村鞄は生産から販売まですべて自社でまかなっている工房系ブランドなので、余計なコストがかからず、低価格で販売可能です。
質が良いランドセルを安く購入したいなら、中村鞄のランドセルも候補に入れましょう。
とはいえ工房系ブランドの中では、土屋鞄もお手頃にランドセルを購入できます。
中村鞄は価格が安いもののカラバリは豊富でなく、良くも悪くも昔ながらの古き良きランドセル。
逆に土屋鞄は少し価格が高めでも、流行やおしゃれさを優先した豊富なカラバリやデザインが魅力です。
同じ工房系ランドセルとして比較しやすい距離にあるからこそ、土屋と中村で悩んでいる人が多いと考えられます。
でも実際はブランドコンセプトや方向性が異なるランドセルなので、「何を優先したいか?」を明確にしてランドセルを選びましょう。
最終的には子どもの好みや背負いやすさを重視する必要もありますが、予算に限りがある人にも中村鞄や土屋鞄がおすすめです。
価格が気になるときはタイミングが合えばアウトレットランドセルも選べる
中村鞄や土屋鞄のランドセルを購入したいけれど、予算内におさまらない人は、アウトレットランドセルも検討しましょう。
アウトレットランドセルとは、以下の理由で割引されたランドセルです。
- 前年以前に販売されたモデル
- 展示品
- 難ありのランドセル
中村鞄のアウトレットストアでは、最新モデルの難あり品が48,000円から購入できます。
旧モデルの難あり品は、コードバンランドセルでも61,000円と手頃で、展示品なら37,000円からと割安です。
展示品は試着に使用されているため、やや使用感がある可能性も。
新品にこだわるなら、難ありや旧モデルのランドセルを選びましょう。
展示会場で試着されたランドセルが気にならない人は、展示品を選ぶと割引率が大きいです。
土屋鞄はアウトレット品を「STOCK LUCK」と名付け、新たな出会いがあるようにと願って提供しています。
STOCK LUCKのランドセルはすべて新品ですが、商品数はかなり少なく、タイミングが合ったときしか購入できません。
記事記載現在※は2商品のみ掲載され、どちらも売り切れています。
現在は販売されていないアトリエの牛革モデルが取り扱われていたので、最新モデルでは手に入らない製品が入手できる可能性も。
土屋鞄のアウトレットランドセルを購入したい人は、こまめにサイトをチェックしましょう。
中村鞄のアウトレットは、比較的商品数に余裕があります。
とはいえタイミングによっては売り切れるため、サイトを定期的に確認して、希望のランドセルを入手しましょう。
※2024年11月現在
中村鞄と土屋鞄はどちらも自信を持って製造されたランドセル
本記事では中村鞄と土屋鞄を徹底的に比較してみました。
調査した結果を見ても、どちらが良い、悪いとははっきり言えません。
ブランドごとにコンセプトや製品の製造方法があり、子どもの好みや体格によってどちらが合うか決まるからです。
最終的には以下のポイントに注目してランドセル選びをしましょう。
- 子どもがランドセルを背負って負担がないか?
- 子どもがランドセルを気に入るか?
ランドセルの背負いやすさは子どもによって感じ方が違い、中村鞄の方が合う人もいれば土屋鞄が背負いやすいと感じるケースもあります。
ランドセルは6年間使用するものなので、子どもの好みも重要です。
毎日見るランドセルのデザインが気に入らなければ、学校に行くたび不満に感じる可能性も。
それぞれのランドセルの実物を見に行けるのであれば見に行って、子どもも大人も納得できるランドセル選びをしましょう。