生産個数が多くなく、店舗も地方に限られているため他の工房系ブランドと比較するとまだ有名ではないかな?という印象のカバンのフジタ。
本社が山形県にあり、販売店舗も山形か福島のみなので、地域密着型のブランドです。
そんなカバンのフジタのランドセルですが、実はかなりおすすめな本革ランドセルなんです!
特に、豪雪地帯や雨が多い地区の、徒歩通学の子にピッタリ◎
知れば知るほど魅力を感じられるカバンのフジタのランドセルについて、豪雪地帯出身の元女子大生が解説します!
また、カバンのフジタが出店している展示会にもお邪魔してきたので、実際のランドセルの触り心地や、スタッフさんの対応なども詳しくお伝えしますよ~!
価格帯 | 49,091円~89,091円 |
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使用素材 | コードバン、牛革、牛革(シボ)、クラリーノ |
重量 | 約1,150~1,450g |
サイズ | 内寸:約幅 235 × 大マチ 125 × 高さ 315(mm) |
オーダーメイド | △ ネームプレートのみ別料金で追加可能 |
カタログ配布 | ◯ インターネット申し込み |
生地見本配布 | × |
保証制度 | ◯ 6年間修理保証 |
こだわりの負担軽減!カバンのフジタのランドセル 特徴
カバンのフジタは昔ながらのランドセルブランドですが、デザインやカラーがおしゃれで東北を中心に人気です。
中には、自分もフジタのランドセルだったから娘や息子にも…と親子2代で愛用している家庭も少なくないのだとか!
そんなフジタのランドセル、調べていくと本当に子供のことを第一に考えた素敵なランドセルでした!
カバンのフジタならではのポイントを押さえてきましょう◎
本革だけど軽い!フジタはキューブ型のランドセル
フジタのランドセルは、工房系ランドセルブランドの中では珍しい全モデルキューブ型ランドセル。
ランドセルの形は主に2種類あり、1つは学習院型ランドセル、もう1つはキューブ型ランドセルといいます。
学習院型ランドセルは従来のランドセルの形で、ランドセルの本体にヘリがついているランドセルのこと。
キューブ型ランドセルはヘリのない、すっきりしたフォルムのランドセルのことを言います。
カバンのフジタHPの画像でいうと、透かして比較してある下の部分が学習院型のヘリつきランドセルです。
ではなぜカバンのフジタがキューブ型ランドセルを採用したのでしょうか?
答えは簡単、軽量化のためです。
数年前からA4フラットファイルが入る大容量ランドセルが主流となり、ランドセルそのものの重量がどんどん重くなっていきました。
特に牛革やコードバンなど、そもそも重いランドセルの重量上昇については、
だとか、 だとか、色々言われるようになりました。人工皮革のランドセルも、本革には出せない色や模様がつけられたり、軽かったり、素材も綺麗で傷がつきにくいと良いところがたくさんあります。
しかし、未だ本革の質感や味には劣ってしまう部分があるのも事実。
できる限り軽くしてげたいけど、でも本革のランドセルがいい!という方のために、フジタは全モデルキューブ型で軽量化を図りました。
ランドセルの見た目自体に大きな変化もないですし、サイズの差もたった2センチですが、この2センチが大きいみたいですね。
フジタのサイトやカタログを見ると、しっかり作られている本革のランドセルなのに1番重いコードバンランドセルでも1,500gを切っています。
いやこれ普通にすごいよね、そんなに変わるんだ…と思いました笑
他の工房系ブランドのコードバンランドセルだと、1,700gくらいあるものもあります。
小柄な子、長距離を歩かなければならない子でも安心して背負わせてあげられる本革ランドセルがフジタなんですね◎
雪国生まれならでは!本革でもしっかり防水加工
カバンのフジタは、本店が山形県にある東北地方のランドセルブランド。
東北ならではの防水・防雪加工がしっかり施されています。
雪が降らなかったり積もらなかったりする地域の方はピンとこないかもしれないんですが、豪雪地帯は防雪機能、結構大切なんです…!
まず雪が積もります。
子どもは喜んで外で遊ぼうとしますよね。
ランドセルを雪の上に 放 置 !
「やめてよぉ!!」と思っても、子どもはそこまで考えない子が多いのでやっちゃうんですよね…。
雪だから濡れなくない?という考えなんですよね、私も経験者なのでよくわかります…。
東北出身の友人は「ランドセルのフタに座ってソリにして遊んでた」と笑ってましたが、びっくりしすぎて3回聞き返しました。
ランドセルをソリにするな!でもやっちゃうだろうな、と思います。絶対楽しいですよね。
ランドセルを購入する側になって「それいくらしたと思っとんねん…!」ってようやく思うんですが、子どもはそんなこと関係ございませんので、とにかく雪が降り積もる地域の防水・防雪機能は大切!笑
これはフジタの公式サイトに掲載されている写真ですが、本当にこんな感じでランドセルの上に雪がつもります。
牛革やコードバンは水に弱いと言われていますが、最近は人工皮革並みにがっつり防水加工されているので割と安心です。
ただ、濡れたままで放置するのはクラリーノでも本革でも良くないので、家に帰ったら水気は拭き取るようにしましょう。
そんな雪の中に飛び込んじゃう豪雪地帯の子ども向けに作られたランドセルなので、同じく豪雪地帯の方、雨が振りやすい地域の方、こまめなメンテナンスがめんどくさいけど本革ランドセルが良い方などには非常におすすめのランドセルです!
しっかり肩に馴染むXベルト
カバンのフジタのランドセルですが、肩ベルトは立ち上がり型ではありません。
立ち上がり型の背カンが多い中大丈夫?と思うかもしれませんが、フジタのランドセルは肩ベルトが工夫されているのでしっかり体にフィットするようです。
肩ベルトが「X」みたいにきゅっと内側に向かっているので、ベルトがかかる肩、胸、脇腹に密着して肩だけに負担がかからないよう、分散してくれる仕組みです。
立ち上がり型の背カンは基本的に背負いやすいのですが、肩に食い込んでしまって痛く感じる子もいます。
立ち上がり型ではない肩ベルトの場合、背負っていくうちにその子の肩の形に変形していき、自然にフィットしていくので、結果的に1番背負いやすいランドセルになってくれるのです。
背負い始めは大丈夫?と不安に思う方もいると思います。
これ、展示会で聞いてみたのですが…、メチャクチャはっきり「最初は馴染まないと思いますよ!!」と言われて、ですよね!!となりました笑
でも、1~2ヶ月で気にならなくなるくらい馴染んでくるようです。
背負いはじめの段階で痛みや重みを訴える子はそんなにいないようなので、展示会や店舗などで実際に背負わせてみると良いと思います◎
ちなみにこの時の展示会の対応が非常に良くて、個人的には好感度MAXだったので後ほどそれについてもご紹介しますね!
カバンのフジタのランドセル おすすめポイント
フジタのランドセルは機能面だけでも十分魅力的ですが、それだけでなくもっとおすすめできるポイントがあるんです!
個人的に、フジタのランドセルでとても良いなと思ったポイントをご紹介してきます!
本革なのに背当てまでカラフル!豊富なカラーバリエーション
フジタのランドセルは基本的に牛革のランドセルが主流ですが、カラーバリエーションが豊富なんです!
工房系でもおしゃれで落ち着いたトーンのカラフルなランドセルが多いですが、フィットちゃんや天使のはねで販売されているような鮮やかなカラーを工房系で探そうと思うと、結構ブランドが限られてきてしまいます。
カバンのフジタは、あ~わかる!女の子こういう色好きだよね~~!みたいな、カラフルなランドセルです!というカラバリを置いてくれているんですよね。
個人的にすごいなって思ったのが背当ての色。
背当ての色って白が多くて、時折背当てが黒だったり青だったり~…みたいなランドセルが増えてきました。
ただ、色をつけるために背当てだけ人工皮革で作っているブランドも少なくないんですよね。
その点フジタは背当てまでしっかり牛革なのにカラーバリエーションがすごい!
これだけカラバリがあって全部牛革なんです!
本革にこだわってランドセル探してる方だと、「背当てまで牛革のランドセルありますか?」って聞く方多いんですよね。
そういう方にはフジタが本当におすすめです。
ランドセル本体の色が水色だったりグリーンだったりするのはちょっと…って方でも、本体は落ち着いた色に、背当ては子どもの好きな色にさせてあげれば揉めやすいカラーもさくっと解決したりします。
背当ての色が違うだけで、一気におしゃれさん感が増すのですごくおすすめですよ◎
人気の理由がよく分かる、展示会でのフジタの接客が素晴らしかった話
この話はランドセルの見た目や性能に直接関係ない話なんですが、個人的に忘れられない出来事なので記事に書こうってずっと決めていました。
知り合いのランドセル選びに付き合って、フジタが出店してるランドセル展示会に足を運んだことがあります。
メインで見に行きたかったブランドはその時、違うブランドだったんですが、フジタのランドセルのカラフルさに惹かれて子どもがフジタのブースに入っていったので一緒に見てきたんですよね。
※写真も撮ったんですがスマホの機種変のときに消えてしまいました…;;
フジタのブースは人で溢れていて、かなり繁盛してる様子でした。
ブースの真ん中には新品のランドセルと6年間使ったランドセルが展示されていて、6年使っても綺麗だよ!ってことがよく分かりましたね。
確かに新品と比べるとちょっとへたってはいるんですけど、型くずれしてるとか傷ついてるとかは全くなくて、むしろ「いい思い出やなぁ」とさえ感じるくらい笑
味があって素敵なランドセルになっていましたね。
フジタの展示会の何がそんなに印象的だったかって言うとスタッフさんの対応の良さです。
対応の良さっていうか、めっちゃ正直で気分良かったなぁって話なんですけど。
普通自分のブランドのランドセル売りたいから、悪いところはあまり言わずいいところばかり教えてくれるじゃないですか。
でもフジタは、悪いところも教えてくれるんですよね。
「肩ベルトは馴染むまでちょっと時間がかかるよ」「背カンが立ち上がってないから、子どもが痛がるなら合わないんだと思う。馴染んできたら大丈夫だけど、それまでしんどかったらやめたほうが良いかもね」とか。
正直に「やめたほうがいいかもしれない」と言うのは、かなりびっくりしました。笑
でも、フジタのスタッフさんってそれだけ真剣に子どものこと考えてくれてるんだなぁとすごく感動して、そのスタッフさんの言葉がずっと心に残っています。
もちろん自分のブランドのランドセルを買ってほしいんだろうけど、子どもに本当に合ったものを使ってほしいという思いを感じました。
聞いたことにとても正直に答えてくださるので、少しでも不安がある方、フジタにしたいなぁと漠然と考えている方は、本当に一度展示会か店舗に足を運んだほうが良いとおもいます。
その場で絶対買わなきゃいけないわけじゃないので、とりあえず見に行って話を聞いて見るのも手だと思いますよ◎
わたしがランドセル選びをしている中で1番印象が良かったのはフジタさんだったよ、というお話でした!
フジタは生産量が多いわけではないので、比較的早く完売します。
フジタのランドセルと他のブランドを比較してしっかり選びたい方必見!
工房系ランドセルのメリットやおすすめブランドについて詳しくは「2021年度人気の工房系ランドセルを比較!失敗しない選び方のポイントを紹介します」をチェックしてくださいね!
カバンのフジタ ランドセルはいつ、どこで購入すればいいの?
カバンのフジタのランドセル、とても魅力に感じてきた方も多いと思いますが、重要なのは確実にほしいランドセルを手に入れるにはどうすればいいか!?というところ。
フジタのランドセルは全商品即完売!というわけではないですが、もとは東北の地域密着型ブランドなので、ランドセル自体の生産数はあまり多くないようです。
実は販売開始時期が早いフジタのランドセル。
実物を見に行ける機会が多いブランドなので、可能な限り計画を立てて購入するのがおすすめです!
カバンのフジタが購入できる場所
カバンのフジタの購入方法は主に3つ。
ランドセル展示会、各店舗、公式サイトでの通販となります。
それぞれの購入方法で様々なメリットがあるので、簡単に紹介していきます!
フジタは店舗が東北に限られている関係か、結構な頻度で全国各地の展示会に参加してくれています。
合同展示会だけでなく、フジタの個別展示会もあるので、より詳しく話を聞きたい方は個別展示会がおすすめかも。
合同展示会は他のブランドと比較できるメリットがありますが、その分入場者が多いので混雑している印象でした。
他のブランドと比較したい方は合同展示会、ほぼフジタに絞れていてしっかり話を聞きたい方は個別展示会が良いかもです。
2022年入学者向けの展示会は、以下の会場で行われました。
千葉 | 6月6日 |
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仙台 | 6月12日、13日 |
大阪 | 6月12日、13日 |
新潟 | 6月19日、20日 |
北海道 | 6月27日 |
全国各地、かなり多くの場所で展示会をしてくれているので、他のブランドよりも実物を見に行ける機会が多いのが嬉しいですね。
それぞれの展示会は予約が必要な場合があるので、行きたい展示会の詳細を調べておくと良いですよ◎
ランドセルのフジタは、店舗がほぼ東北に限られています。
山形県に3店舗、福島県に2店舗、東京原宿に期間限定で1店舗です。
展示会と違って全国区ではありませんが、イオンなどに店舗を構えているので、お買い物のついでにランドセルを見に行くことができます。
自分の好きなタイミングで見に行ける上に、何十年も店舗スタッフをしているランドセルのプロたちが在籍しているそうなので、疑問に思ったことは丁寧に答えてくれそうです。
カバンのフジタのランドセルは、ほとんどの方が公式通販で購入することになるかな?と思います。
公式オンラインショップで購入すれば保証なども確実に付くので、必要以上に心配しなくてOKです。
公式オンラインショップでは、同時にぴったりサイズのランドセルカバーを追加購入できるのも嬉しいポイント。
ランドセルカバーは何枚あっても困らないので、ランドセルを傷や汚れから守りたい方は一緒に購入しましょう。
カバンのフジタ おすすめの購入時期
カバンのフジタはランドセルの販売スケジュールを事前に発表してくれるので、カタログが届き始めたら販売スケジュールを公式サイトで確認しておくと良いと思います。
2021年度はWEBでの先行販売が1番早く、3月頭からでした。
これを見るとかなり早く動かなければ!と感じますが、GW前に売り切れてしまうような爆速完売するほどのスピード感ではなかった印象です。
狙っているランドセルがあればWEBでこまめに在庫をチェックしつつ、展示会や店舗に足を運んだあとでも遅くないと思いますよ◎
ただ、やはりGWに動き出してランドセルを決める方が多いので、6月頃の展示会では完売しているモデルもあるかもしれないことを念頭に入れておくと良いかもしれません。
2020年度は、7月下旬頃の段階でランドセルの在庫が残り半分、8月頃には残り2割となっていました。
人気のモデルは夏前には売り切れると考えて動いたほうが良さそうですね。
ランドセルのフジタを購入した方の口コミ
フジタのランドセルは口コミがあまり多くなく、知る人ぞ知るブランドなのかな?と感じました。
やっぱり個人的にも肩ベルトについてが気になったので、その点を中心に口コミを集めてみました。
基本は良い口コミが多く、痛みや違和感を感じず背負っているようでしたが、中には革の馴染みが遅いと感じた方もいたようです。
どの口コミも最終的に時間経過で解決したようですが、早く馴染んでくれるに越したことはないので、子どもとの相談も大切かも。
口コミにもあったとおり、素材がしっかりしていて硬いので馴染みにくいのかも。
その分ランドセル自体は非常にしっかりしている証拠なので、そういう視点で見ると良いランドセルなんだなと再認識することができました。
高品質で頑丈!気持ちよくランドセルを決めたい人におすすめのカバンのフジタ
カバンのフジタは、本当に子どものことを第一に考えてくれていることが至るところから分かる、とても信頼できるランドセルブランドです。
地域に根づいたブランドなので、子どもを見守ろう、という気持ちが人一倍強いブランドなのかもしれません。
工房系ランドセルの中では販売期間が長めで、他のブランドと比較しつつゆっくり選べるランドセルだなと感じました。
子どもの意見も取り入れつつ、より多くのブランドを比較したいと考えている方には特におすすめかなと思います。
わたし個人はランドセル選びを終えてから知ったブランドなので、少し惜しいことをしたな~という気分。
もう少し早く知っていたら、フジタも候補に入っていたかもしれません笑
人柄の良さが非常に印象に残る良いブランドなので、ぜひ一度店舗や展示会に足を運んでみてください!